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「半導体関連株に利益確定売りが膨らむ」

「NVDAという神輿を担いで熱狂――反省感が生じるか」

 

 

2月26日の東京株式市場は、売り買い交錯となりました。先週末24日土曜日朝6時の日経平均先物価格(大証)は39470円。最も高いところでは39610円までありました。日経平均先物価格は、26日の通常取引では、その価格に届いていません。

 

 

先週の土曜日朝の予想値と比べると、現物市場における利益確定売り圧力がやや強めだったと解釈されます。

 

 

26日の東京市場では、半導体関連株が軟調な動きとなりました。週明けの米国株式市場において「NVDAの過熱感」が意識されることに警戒した動きと考えます。

 

 

NVDAの株価は決算発表直前の21日674ドルでした。それが22日に110ドル高の785ドルで引け、23日は一時823ドルまで上昇しました。

 

 

674ドルだった株価が2日で823ドルまで、22%も上昇しました。

 

 

「行き過ぎ」とは定性的表現なので、これを行き過ぎではないと捉える方もいるでしょう。しかし、NVDAは中小型株ではありません。時価総額が一時2兆ドル(300兆円)を超えた超大型株です。

 

 

一般的に超大型株は豊富な流動性の下で価格が形成されていますので「業績面のビッグサプライズ」は生じにくいと考えられます。それでもNVDAがこれだけ動きました。「業績面」ではなく、投資家の事情=需給要因が影響していると考えられます。

 

 

NVDAには「集団で神輿を担いで熱狂する状態」が生じている可能性があります。26日の東京市場では、そうした警戒感が働いて半導体関連株の下落をもたらしたと考えます。バフェット氏の警告も効きました。

 

 

2月26日午後3時10分記

 

 

 

 

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