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NVDAの株価・高値示現から1週間余で約10%下落」

「東証空売り比率40%台回復――――買い戻しピーク越えのサインか?」

 

 

2月21日の米国株は下げています。日本時間22日午前5時30分現在、NYダウの下落率は0.4%、ナスダック指数は0.9%台です。

 

 

取引終了後に決算発表を控えるNVDAが3.7%ほど下げています。NVDAは今年の史上最高値746ドル(2月12日)に対して約10%下げています。

 

 

21日には1月開催のFOMC議事録が公開されました。マーケットでは、時期尚早の利下げに対して警戒感を示すメンバーが多い点が意識されています。今年6月FOMCの後には利下げが実施されているとの確率は約72%です。前日と比べると5%Pほど低下しています。

 

 

            ☆

 

 

今週20日の空売り比率が41.3%となり、今月5日以来、約2週間ぶりに40%を超えました。時系列で示します。

 

 

空売り比率の推移

2月143.7

2日40.6

5日40.6

6日39.0

7日39.5

8日37.8

9日38.5

13日35.4

14日39.3

15日36.8

16日36.6

19日39.5

20日41.3

21日39.9

 

 

空売り比率と株価には明確な連関性があります。13日の空売り比率35.4%は、21年2月以来、3年ぶりの低水準でした。その13日の日経平均は1000円超上昇しました。「3年ぶりの空売り低水準」の時に日経平均1000円超の上昇です。

 

 

空売りは「他社から借りてきた株式を売却する取引」です。その取引が減少する結果、日本株への売り手が減って株価は上昇します。「他社から借りた株式を売る勢力」が「買い戻しに忙しくなって、空売りをしない日」の株価が上がるのでしょう。

 

 

20日の空売り比率40%超が「買い戻しもピーク越え」を示すサインなのか、注視します。21日の空売り比率は再び40%を割りました。しかし、先週15日と16日の36%と比べると、明らかに高い水準です。

 

 

2月22日午前5時40分記

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