「12月機械受注――電力設備投資活況を確認、原動機受注が急増」
2月19日の米国市場は休場でした。欧州株は小動きです。日経平均先物夜間取引の終値(日本時間20日午前6時)は38500円(通常取引比-20円)でした。
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内閣府は19日、12月機械受注を発表しました。全体受注は前月比10.3%増加の2兆9860億円となりました。
電力業界向け受注は1990億円となり、前月比で2.2倍の大幅増加となりました。電力業界の設備投資高水準が継続しています。以下に時系列で記載します。
電力業界向け機械受注(前月比)
7月 5317億円(3.3倍)
8月 1097億円(-79%)
9月 1368億円(+24%)
10月 1717億円(+25%)
11月 903億円(−47%)
12月1990億円(2.2倍増)
電力を発生させる原動機の受注が伸びています。
原動機の受注(前年同月比)
7月4350億円(2.9倍増)
8月1503億円(-40%)
9月3004億円(+30%)
10月1895億円(+46%)
11月1521億円(-20%)
12月4502億円(2.1倍増)
「航空機受注」も伸びています。
航空機受注の推移(前年同月比)
9月2653億円(+98%)
10月1258億円(+38%)
11月968億円(+43%)
12月2334億円(2倍増)
航空機受注は、昨年5月以降、8か月に渡って2ケタの増加率を続けています。航空機向けビジネスに展開する企業の業績は伸びそうです。
船舶受注は高水準ですが、12月単月ではやや鈍化しました。
船舶の受注(機械受注、前年同月比)
7月 928億円(-18%)
8月 709億円(+9%)
9月 1816億円(2.3倍増)
10月1188億円(2.2倍増)
11月1839億円(2.3倍増)
12月1571億円(-25%)
2月20日午前6時記