お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら

 

「1月のコアCPIは+3.9%に高止まり→長期金利大幅上昇・米国株安」

「ARMの株価約20%安→米国市場でSBGの株価下落」

 

 

2月13日の米国株は下げました。1月CPIの伸びが想定よりも高くなったことを受けて金利が上昇しました。金利上昇を受けて、利益確定売りが先行しました。下落率は、NYダウが1.3%、ナスダック指数が1.8%でした。

 

 

半導体メーカーARMの株価は約20%下げました。

 

ARMの株価(13日)

119.98ドル(-28.99ドル、-19.46%)

 

 

ARMの株価はソフトバンクグループの株価変動を通じて日経平均に影響を与えます。ソフトバンクグループの株価は、米国店頭取引で8%下落しています。

 

 

            ☆

 

 

労働省は13日、1月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。上昇率は、総合で+3.1%、食品とエネルギーを除くコアで+3.9%となりました。以下に示します。(カッコ内は、昨年12月分です)

 

 

1CPI

(前年同月比)

総合+3.1%(+3.4%)

コア+3.9%(+3.9%)

 

(前月比)

総合+0.3%(+0.2%)

コア+0.4%(+0.3%)

 

 

コア物価指数の上昇率3.9%は「物価上昇率の高止まり」と捉えられます。予想を上回る物価上昇率を受けて、債券は売られました。10年債利回りは4.31%(前日比+0.14%P)に上昇しました。12月1日以来の高水準です。

 

 

金融政策への見方も変化しました。6月FOMCまでに2回以上の利下げが実施される確率は22%となり、1日前の50%から低下しました。「6月FOMC終了時点でも利下げは1回もない」確率は25%となり、前日の7.8%、1週間前の3.2%から上昇しています。

2月14日午前6時5分記

 

 

お知らせ

お知らせ一覧