「日経平均37000円乗せ」
「25年3月期の企業業績は上向きの可能性大」
2月9日の東京市場では、日経平均が37000円乗せです。ナスダック市場におけるアーム株5割上昇を受けて、ソフトバンクグループが大幅続伸し、日経平均を押し上げました。
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10-12月期の決算発表が活発な状況です。3月期本決算企業については、3月末で24年3月期の決算は幕を下ろします。株式投資においては、4月から始まる25年3月期の収益動向が焦点でしょう。
25年3月期の企業業績を考える上で「12月本決算企業の24年12月期業績見通し」を参考にします。ここまでに明らかになった12月本決算企業の営業利益計画値について、以下に記載します。
12月本決算企業の24年12月期利益計画
(営業利益、一部企業は事業利益、単位億円)
日本マクド(2702) 455(+11.3%)
カゴメ(2811) 170(-12.7%)
ヒューリック(3003)1530(+4.6%)
MonotaRO(3064) 358(+14.4%)
四国化成(4099) 78(-2.7%)
協和キリン(4151) 850(-12.2%)
KHネオコム(4189) 118(+18.6%)
花王(4452) 1300(2.1倍)
中外製薬(4519) 4600(+2.1%)
フューチャー(4722) 145(+5.8%)
大塚商会(4768) 685(+8.8%)
AGC(5201) 1500(+16.5%)
日本電気硝子(5214) 160(前期104億円赤字)
DMG森精機(6141) 570(+5.3%)
スミダ(6817) 95(+10.9%)
ダイトロン(7609) 60(+0.9%)
タムロン(7740) 143(+5.1%)
キヤノン(7751) 4350(+15.9%)
キヤノンMJ(8060) 540(+3%)
ユニ・チャーム(8113)1440(+12.5%)
静岡ガス(9543) 80(-56.0%)
上記の企業において、約7割の企業の利益が前期との比較で改善します。エレクトロニクス企業やシステム開発関連企業の業績が上向きです。25年3月期の企業業績が上向きとの仮説を描いておきます。
2月9日午後3時10分記