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「日本株下落――アップル、アマゾン、メタの決算発表・株価動向を警戒、JR東日本は大幅高」

 

 

2月1日の日本株は下げました。米国時間1日には、アップル、アマゾン、メタが決算を発表します。巨大IT企業の株価が決算発表を受けて、どのような反応をするのか、やや心配になる場面です。

 

 

米国時間1月30日に決算を発表したマイクロソフト、アルファベット(グーグル)、AMDの株価は翌31日、そろって下げました。そして31日のナスダック指数の下落率は2.2%に達しました。そんな状況ですから、決算を受けたIT企業の株価の反応が気になるのは仕方ないですね。アップルやアマゾンが決算内容を受けて急落すれば、世界の投資家が保有する株式価値に影響を与えます。心配になるのも当然です。

 

 

もちろん、3か月の決算内容によって、企業の事業価値が劇的に変わることはないでしょう。決算発表による変動はあくまで短期的現象です。株価は中長期の企業価値を反映します。

 

 

               ☆

 

 

東京市場ではJR東日本(9020)が上昇しました。前日に業績上方修正と1対3株式分割を発表しました。JR東日本の昨日の終値は8400円台です。最低投資単位の100株を購入する場合、現在は80万円以上必要になります。しかし、1対3株式分割によって30万円未満で購入できるようになります。

 

 

コロナ禍等の特別な状況になければ、電鉄会社の収益は安定します。30万円以下で投資できるならば、NISA口座にJR東日本を組み入れる投資家も増えるでしょう。株式分割実施によって個人の安定株主が増え、株価の下値抵抗力が増すと見た投資家の買いが入ってるとの説明も可能です。「日本人の株式投資積極化」への期待が株式分割発表銘柄の株価に追い風となっています。

 

 

2月1日午後3時20分記

 

 

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