「重要イベント控えるが、米国株上昇」
「半導体関連株、総じて上昇」
「米国鉄鋼メーカー決算発表――24年鉄鋼出荷増加」
1月29日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.6%弱、ナスダック指数は1.1%強でした。
NVDA、AMD、インテル、ASML、AMATなど、半導体関連株が総じて堅調です。米国時間30日には、AMD、マイクロソフトなど注目企業の決算が発表されます。また、今週は重要雇用指標が発表されて、FOMCの結果が公表されます。重要イベントを控えながら、29日の株価は上昇しました。
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米国鉄鋼メーカーのニューコア(NUE)とクリーブランドクリフ(CLF)は29日の通常取引終了後に決算を発表しました。
ニューコアの24年1-3月期の見通しを以下に抜粋して引用します。
「2024年1-3月期の収益は、23年10-12月期と比べ増加する。製鉄セグメントの収益は、特に薄板工場での平均販売価格と数量の上昇により増加する。鉄鋼製品セグメントの収益は、平均販売価格の低下により減少する。原材料セグメントでは、DRI(還元鉄) 設備およびスクラップ処理・仲介事業の収益性向上により、増益を見込む」
クリーブランドクリフは24年1年間の見通しについて、次のように示しています。
「鉄鋼の出荷量は1650万トン。23年よりも10万トン増加する」
「鉄鋼の平均コストは、トン当たり約30ドル減少する」
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29日の東京市場では、自動車株が上昇していました。先週24日に財務省から12月貿易統計が発表されました。10-12月期の自動車輸出状況を以下に再掲します。自動車メーカーの10-12月期収益は高水準となった模様です。
自動車輸出(財務省貿易統計)
10月1兆6401億円(+35.4%)
11月1兆6664億円(+16.3%)
12月1兆7682億円(+35.9%)
1月30日午前6時50分記