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「グローバル投資家の"中国株売り・日本株買い"が一服、今週はハンセン指数大幅高⇔日本株上昇一服」

 

 

1月25日の日本株は売り買い交錯となりました。年明けから「日本株買い・中国株売り」が活発になって日本株は上昇してきました。その動きが一服した結果、日本株の上値が重くなり、中国株の動きが良くなってきたようです。

 

 

今週に入ってから、一部で「中国が株式市場の下支え検討、今週にも発表」と報道されました。24日には中国で預金準備率の引き下げ(金融緩和)が実行されました。「中国経済の底打ち・中国株の底打ち」が意識された結果、中国株が買い戻され、日本株の上昇が止まりました。

 

 

昨年末から日経平均が高値を付けた22日終値までの動きを見ると、日経平均は9%上昇しています。一方で、香港ハンセン指数は12%下落してます。グローバル投資家が「中国株を売って日本株を買う」行動をしていたと推測されます。

 

 

市場対策報道や金融緩和を受けて、中国株は上昇しました。香港ハンセン指数の25日午前終値は、22日終値に対して7.7%も上昇しています。一方で、この3日間、日本株は上昇一服となりました。「中国株売り・日本株買い」が止まったと推測されます。

 

 

海外投資家の買いが止まれば、日本株は反落する可能性が高くなります。しかし、中国経済の回復は日本株にプラスかマイナスかと問われれば、それはプラスでしょう。需給要因から日本株は上昇し、需給要因により日本株の上昇が止まった、そして今後、中国経済が良くなるならば、そこをじっくりと日本株は反映していくでしょう。

 

 

今後、活発になる日本の企業決算では、中国における製品価格低下、中国の産業機械需要の鈍化等が重石になる可能性があります。しかし、中国株の戻りを意識するならば、むしろ中国関連のウエートの高い企業の中から投資対象を選択するアイディアも有効と考えます。

 

 

1月25日午後3時10分記

 

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