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「半導体関連株大幅上昇、来週はディスコが決算発表・株価4万円超えで割高感は意識されないか?」

 

 

1月19日の東京株式市場では、半導体関連株が買われました。18日に決算を発表した台湾の半導体メーカーTSMCが米国市場で9%上昇しました。24年の半導体市場拡大に対する自信が深まったことで、東京市場でも半導体関連株が上昇しました。

 

 

TSMCは24年12月期の売上高が前期比20%強伸びるとの見通しを明らかにしました。1-3月期については前期比7%~12%の増収を公表しています。1-3月期の増収率が上限で12%台、そして年間で20%超の増収率です。ならば、年後半になって半導体市場拡大に加速がつくことになります。

 

 

米国市場では、AIスマホの投入による中長期的収益拡大が予想されるとのアナリスト評価を受けて、アップルが3%上昇しました。「生成AI市場の拡大」を意識した株式市場です。

 

 

一部報道では、METAのザッカーバーグCEOAIの開発に向け、「今年末までに35万台のエヌビディアのGPUを購入する」ことを明らかにしたとのことです。

 

 

参考のため、METAが7-9月期決算の発表時に公表した2024年の計画を以下に掲載します。

 

 

META(フェイスブック)の計画

設備投資

23270290億ドル

24300350億ドル

経費

23870890億ドル

24940990億ドル

 

META24

◎インフラ関連費用増加

◎人材増強→給与増加

ARVRに投資

◎新データセンター建設

 

 

24年のAI投資活発化が認識され、半導体関連株の追い風になっています。

 

 

         ☆

 

 

来週は24日にディスコ、ニデックが決算を発表します。ディスコの株価は本日、4万円を超えてきました。ディスコの現在の予想1株利益は約700円です。予想PERは60倍に近付いています。これからも業績が伸び続けるとしても、当面の決算数字が発表されても株価の割高感は意識されないのか、ディスコの決算に対する株価の反応は来週の注目点になります。

 

 

1月19日午後3時10分記

 

 

 

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