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「日経平均先物、夜間取引で160円高」

「"資本コスト・株価意識の開示企業"――プライム市場の49.2%を占める」

 

 

1月15日の米国市場は休場でした。日経平均先物に対する買い需要は強い状況です。通常取引の終値36000円に対して、日本時間16日朝6時の夜間取引終値は160円高の36160円でした。

 

 

東証は15日、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業の一覧表を公表しました。

 

 

プライム市場上場1656社のうち、開示済みの会社は660社(39.9%)、検討中の会社は155社(9.4%)でした。双方を合計した「開示企業」は815社(49.2%)となりました。

 

 

PBR0.5倍未満の企業145社のうち、98社(67.6%)、PBR0.5倍以上1倍未満の会社591社では369社(62.4%)が開示企業です。

 

 

PBR1倍以上2倍未満の企業501社では41.3%、2倍以上の企業419社では33.7%が開示企業となっています。

 

 

業種別では、最も開示企業の比率が高かったのは銀行業でした。68社のうち、94.1%に当たる64社が開示企業です。

 

 

半面、水産・農林業6社のうち、開示企業は1社のみでした。また、小売業136社のうち、開示企業は43社(31.6%)にとどまりました。

 

 

株式投資の観点においては、逆説的な視点で未開示企業が注目される可能性があります。未開示企業が投資家向けに具体策を発表した時、株価が動く可能性があるためです。

 

 

開示企業については、今後、開示内容を実現できるかどうか、決算状況等を踏まえて判断されることになります。

 

 1月16日朝6時記

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