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「1月SQ値が36000円超え、日足で長めの陰線を作る銘柄が相次ぐ」

 

 

 

1月12日の東京株式市場では、寄り付き間もなく、日経平均が35839円の高値を付けました。昨日と比べると、約790円も高い水準です。12日はオプションSQの算出日です。やや特殊な商いが膨らんで、寄り付きの株価がかさ上げされたもようです。

 

 

SQ推定値は36025円です。SQ値とは、日経平均に採用されている225銘柄の寄り付き価格を合計して算出した数字です。採用銘柄の寄り付き値がかさ上げされた結果、SQ値が36000円を超えました。

 

 

取引時間中の高値は35839円です。SQ値は取引時間中高値を上回っているので「幻のSQ値」と表現されることがあります。「幻」には取引時間中に見たこともない株価という意味が込められています。SQ値近辺では、多くの投資家が売買したとの発想になります。だから、そこが短期的には上値の壁になるケースもあります。

 

 

寄り付き直後の高値示現後、日経平均は上昇幅を縮小させました。

 

 

始値と比べて終値が安くなる銘柄が続出しました。日足でけっこう長い陰線を描いた株も増えました。保有銘柄のチャートの形を見て、来週前半に利益確定売りが出そうと考える投資家が増えるかもしれません。

 

 

ここまでの日本株上昇によって、投資家には含み資産が増え、余裕が生まれています。従って、利益確定売り先行で下げた場面では新規の株式取得に動く投資家も存在するでしょう。バリュエーション、事業の有望性から見て投資価値のある企業への選別投資が有効になります。

 

 

1月12日午後3時10分記

 

 

 

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