お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら

「日経平均35000円乗せ、新高値銘柄数増加――高値未更新銘柄に出遅れ買い→循環物色の輪が広がる」

 

1月11日の日本株は続伸しました。日経平均は35000円乗せです。

 

 

主力株が活発に買われています。伊藤忠、日立、三菱電機、SMCなど、売買代金上位銘柄の一角が値上がり率上位ランキングにも入っています。流動性が高く、時価総額の大きな株が買われる展開です。

 

 

久しぶりの新高値を付ける銘柄も増えてきました。総合商社の中から伊藤忠が11月20日の昨年来高値を更新しました。豊田通商も9月21日の高値を更新しました。

 

 

ソニーGは6月15日高値を約7か月ぶりに更新しました。化学メーカーでは三井化学が11月高値更新です。

 

 

そして三菱重工は昨年9月高値を4か月ぶりに更新しました。日経平均、TOPIXが昨年来高値を勢いよく更新しているので、新高値銘柄が増えるのは当然でしょう。同業種の銘柄の高値更新が高値未更新銘柄の出遅れ意識を高め、徐々に人気銘柄の裾野が広がっていくパターンが予想されます。

 

 

高値更新銘柄が少ないのが輸送用機器(自動車産業)です。しかし、本日の業種別騰落率を見ると、この自動車関連の上昇率が高くなっています。「新高値銘柄数の少ない自動車業種の上昇率が大きい」――つまり、高値未更新銘柄を買う動きが存在しているわけです。基本は循環物色なのでしょう。

 

 

            ☆

 

 

オフィス仲介企業の三鬼商事は11日、12月の平均空室率、平均賃料を発表しました。平均賃料は1坪19748円と11月と比べて22円上昇しました。同社によると平均賃料は41カ月ぶりの上昇とのことです。国内不動産市況の好転を示唆するデータです。株式市場では不動産株の強調も目立っています。

 

 

1月11日午後3時10分記

 

 

お知らせ

お知らせ一覧