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NVDAが連日の史上最高値、アマゾンの時価総額を意識」

「11日に12月CPI発表―――コア物価指数4%割れは株価上昇要因になるのか?」

 

 

1月9日の米国株は、NYダウが0.4%下げる一方で、ナスダック指数は約0.1%の上昇率となりました。

 

 

NVDAは連日の史上最高値更新です。9日の取引時間中高値は543ドル台までありました。8日高値522ドルを大きく塗り替えました。時価総額は1兆3000億ドルを超えました。アマゾン(1兆5000億ドル台)を意識する水準に来ました。

 

 

              ☆

 

 

米国時間11日には12月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。実は、直近の2か月では、消費者物価指数の発表の後、米国株が上昇する傾向にあります。

 

 

前回11月消費者物価指数の発表は12月12日でした。同日からナスダック指数の上昇が加速しました。ナスダック指数は12月7日~19日にかけて9連騰を記録しました。

 

 

11月14日の10月CPI発表時にも米国株は上昇しました。この時はCPIにおける物価上昇率鈍化が株価上昇の起点となり、14日~20日までナスダック指数は5連騰、その間の累計上昇率は3.7%を記録しました。

 

 

米国株式市場は、昨年11月と12月におけるCPI発表時、物価上昇鈍化を金融政策転換のサインとして捉え、株を買う理由としました。今回、12月CPIに対する株価の反応が注目されます。11月CPIの実績値は、総合が前年同月比+3.1%、コアが同+4.0%でした。

 

 

12月CPIでは、コア物価指数が4%を割るのか、注目されます。

 

 

仮に今回も物価上昇鈍化を示す内容が明らかになったとして、それが再び株高材料として機能するのか、焦点です。引き続き買い材料になるのか、それとも物価上昇鈍化は材料として織り込まれたのか、その判断材料として注目されます。

 

 

 

1月10日午前6時10分記

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