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「米国株高受け日本株高い」

「明日28日は"新NISA需要"を株式市場に反映」

 

 

 

12月27日の日本株は上昇しました。クリスマス休暇明け後の米国株高を受け、買い先行です・

 

 

明日28日の東京市場の動きが注目されます。2024年から「新NISA」が始まります。28日売買の受け渡しは1月4日です。新年受け渡しです。つまり新NISAは28日売買分から利用できます。もっと細かく言うと、27日の通常取引終了後の時間外取引から「新NISA需要」が株式市場に反映されます。

 

 

新NISAでは、成長投資枠が240万円に拡大します。今まで制度と比べて、実質的に2倍となります。

 

 

23年の日本株は大きく上昇したので、NISA口座保有株も大きく上がった株が多数存在するはずです。利益確定売りの対象となった株も多かったでしょう。売ってしまったためにNISA口座内の株式が少なくなり、新NISA口座での買い付け可能になる時期を待っていた投資家は多いかもしれません。

 

 

新しくできたNISA枠にどんな株を入れるのか、その需要を見る上で、28日の東京市場における銘柄選択の傾向が注目されます。

 

 

配当利回りの高い銘柄をスクリーニングして、かつ株価2000円未満の企業を探してみると、次のような銘柄が出てきます。

 

 

極東貿易(8093

世紀東急(1898

松井証券(8628

丸三証券(8613

小森コーポ(6349

タチエス(7239

ハリマ化成(4410

 

 

極めて単純な発想ですが、こうした割安株の出来高面に変化が出るのかどうか、明日は調べてみたいと思っています。

 

 

             ☆

 

 

12月4日発行のSMBC日興証券のレポートでは、新NISAの開始による資金流入額は年間2兆円と予想されています。年間取引日を240日間とすれば、1日あたりの資金流入額は2兆円÷240日=83億円強です。

 

 

日興証券のNISA口座内における商品区分は、国内株式33%、外国株式49%、株式投信18%とのことです。株式投信の中身には外国株も含まれているので、現段階では半分以上が外国株に向けられているようです。

 

 

12月27日午後3時10分記

 

 

 

 

 

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