「12月NY連銀製造業指数は大幅低下」
「12月S&P・PMIは製造業低下・サービス業上昇」
「米国株は小幅高」
12月15日の米国株は小幅高でした。上昇率は、NYダウが0.1%、ナスダック指数が0.3%でした。
NY連銀は15日、12月の製造業景況指数を発表しました。
NY連銀製造業景況指数(12月)
総合 -14.5(前月比-23.6)
新規受注-11.3(同-6.4)
出荷 -6.4(同-16.4)
主要指数が前月比で低下しています。ただ、6カ月先を示す先行き指数は上を向いています。
(先行き指数)
総合 +12.1(前月比+13.0)
新規受注+11.3(同+6.7)
出荷 +15.8(同+5.0)
☆
S&Pグローバルは15日、12月のPMIを発表しました。米国のPMIを見てみましょう。
米国PMI(12月)
総合 51.0(前月比+0.3)
製造業 48.2(前月比-1.2)
サービス業51.3(前月比+0.5)
12月の米国企業においては、製造業の苦戦が続き、サービス業の好調な状態が続いています。
S&Pグローバルの発表資料から、担当者のコメントを以下に抜粋して引用します。
「PMI速報値は、米国経済が12月に少し持ちあがったことを示した。7月以来の伸びを記録して今年を締めくくった。金融緩和は、需要、企業活動、サービス部門の雇用を押し上げるのに役立った」
「しかし、生活コスト上昇により家計と企業の支出は慎重な姿勢にある。サービス部門全体の成長率は、春から夏にかけての旅行・レジャーの再開時に見られた成長率には遠く及ばない」
「製造業は依然として景気の足を引っ張っている」
「12月は好転したが、第4四半期のGDPは弱い成長を示している」
12月16日午前8時記