「米国11月小売売上高、前月比0.3%増加・前年同月比4.1%増加」
「米国10年債利回りは一時3.9%割れ」
「ユーロドル相場は上昇」
商務省は15日、11月の米国小売売上高を発表しました。前月比で0.3%増加、前年同月比では4.1%増加となりました。好調な数字です。前月10月分は、前月比0.2%減少・前年同月比2.2%増加に修正されました。
米国小売売上高(前月比)
7月 +0.5%
8月 +0.8%
9月 +0.7%
10月 -0.2%
11月 +0.3%
(前年同月比)
7月 +2.6%
8月 +2.9%
9月 +3.8%
10月 +2.2%
11月 +4.1%
業態別では、「Health & personal care stores」(日本で言うドラッグストア)の好調です。前月比+0.9%、前年同月比+10.9%でした。外食店も前月比+1.6%、前年同月比+11.3%でした。
9-11月累計値でも、ドラッグストアは前年同期比10%増加でした。
自動車ディーラーは前月比+0.5%、前年同月比+6.1%と持ち直しました。
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米国金利は一段と低下しています。10年債利回りは3.88%台まで低下しました。
日本時間15日5時30分現在、米国株は小幅高です。NYダウは0.3%上昇、ナスダック指数は0.1%上昇しています。小型株の値動きを示す「ラッセル2000」は約2.6%上昇です。ラッセル2000は前日も3.5%の大幅上昇でした。金利低下は、体力の弱い小型株にとって救いになると見られています。
ドル円相場は141円80銭前後です。ユーロドル相場は、ECB理事会を経て、上昇しています。11月29日以来の1ユーロ1.1ドル乗せ場面がありました。
12月15日午前5時40分記