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「10月PCE価格指数+3.0%、コアは+3.5%」

「金利上昇・ナスダック安」

「NYダウはCRM8%高受けて高い」

 

 

商務省は11月30日、10月のPCE(個人消費支出)価格指数を発表しました。FRBが物価指標として最も重視しているとされるデータです。

 

 

PCE価格指数

(前年同月比上昇率、%)

 

総合

73.4

83.4

93.4

103.0

 

コア(除く食品・エネルギー)

74.3

83.8

93.7

103.5

 

 

上記のように、10月の物価は上昇の鈍化が確認されました。総合は「+3.0%」となり、コアも「+3.5%」と、順調に上昇率が低下しています。

 

 

しかし、マーケットは既に物価上昇率鈍化を意識して推移してきました。そのため、新鮮な材料としては作用しなかったようです。来年3月のFOMCまでに利下げが実施される確率は約44%と、前日の50%超と比べると、やや低下しています。

 

 

債券は売られて金利は上昇しました。米国10年債利回りは0.08%Pほど上昇して4.35%台となりました。

 

 

CPE価格指数に対する反応は「金利上昇」でした。本日1日は「ISM製造業景況指数(10月)」、来週は多くの雇用指標を受けて、マーケットは金融政策に対するここまでの考え方が正しいのか、判断します。

 

 

日本時間の12月1日午前5時20分現在、NYダウは約1%上昇、ナスダック指数は約0.8%下落しています。

 

 

NYダウは、決算を発表したセールスフォースドットコム(CRM)の大幅上昇が寄与しています。CRMは午前5時25分現在、8.3%上昇しています。

 

 

12月1日午前5時35分記

 

 

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