「エヌヴィディアの売上高、8-10月期181億ドル(5-7月期比+34%)」
「11-1月期200億円計画、8-10月期EPSは4ドル超」
エヌヴィディア(NVDA)が21日の通常取引終了後に発表した8-10月期決算では、売上高が181億ドルとなりました。5-7月期と比べて34%の増加となりました。会社側が計画していた160億ドルを21億ドル、13%上回る実績となりました。時系列でみてみましょう。
NVDAの売上高
2-4月期 71億ドル
5-7月期 135億ドル
8-10月期 181億ドル
データセンター向け半導体の売上拡大が続いています。NVDAの大幅増収は、データセンター向けの拡大がもたらしています。
NVDAのデータセンター向け売上高
2-4月期 42億ドル
5-7月期 103億ドル
8-10月期145億ドル
利益面も拡大が続いています。8-10月期の1株利益は4.02ドルとなりました。5-7月期に対して48%増加です。
NVDAの1株利益
2-4月期 1.09ドル
5-7月期 2.70ドル
8-10月期4.02ドル
次期四半期の11-1月期の売上高は200億ドルを計画しています。
エヌヴィディアCEOの決算資料上のコメントを以下に引用します。
「スタートアップ企業や消費者関連のインターネット企業、グローバルなCSP(クラウド・サービス・プロバイダー)が最初に動き出した。そして、次の波が築かれ始めている。国や地域のCSPは、地域の需要に応えるためAIクラウドに投資している。企業向けソフトウェア会社は、自社のプラットフォームにAIコパイロットやアシスタントを追加している。企業は、世界最大の産業を自動化するためのカスタムAIを作成している」
「NVIDIA のGPU、CPU、ネットワーキング、AI受託生産サービス、そしてNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアは、成長エンジンとしてフル回転状態である。ジェネレーティブAI(生成AI)の時代は離陸している最中だ」
日本時間22日午前6時40分、エヌヴィディアの株価は時間外取引で売り買い交錯となっています。
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11月21日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが約0.2%、ナスダック指数は約0.6%でした。
FRBは米国時間21日、10月31日~11月1日に開催したFOMCの議事要旨を公開しました。「今後の金融政策を慎重に進める」との観点で市場参加者の見通しと一致したとのことで、マーケットへの大きな影響はありませんでした。FED WATCHにおける政策見通しに大きな変化はありませんでした。米国10年債利回りは、一時4.4%を割りました。4.3%台の取引は9月19日以来です。
11月22日午前6時40分記