「米国10月小売売上高、前月比0.1%減少、自動車の売り上げ鈍化」
「債券利回りは上昇」
「11月NY連銀製造業景況指数、現状指数上昇、先行きは低下」
11月15日の米国市場では、債券に対する売りが優勢となっています。14日に4.43%まで低下した10年債利回りは0.1%ほど上昇しています。株式は売り買いが交錯しています。日本時間午前5時30分現在、NYダウは0.6%高、ナスダック指数は0.2%高です。
商務省は15日、10月の米国小売売上高を発表しました。9月と比べると、勢いが鈍化しました。前月比で0.1%減少、前年同月比では2.5%増加です。
米国小売売上高(前月比)
7月 +0.5%
8月 +0.8%
9月 +0.7%
10月 -0.1%
(前年同月比)
7月 +2.6%
8月 +2.9%
9月 +3.8%
10月 +2.5%
業態別では、「Health & personal care stores」(日本で言うドラッグストア)が前月比+1.1%、前年同月比+9.6%と好調でした。外食店も前月比+0.3%、前年同月比+8.6%でした。
自動車ディーラーは前月比-1.0%、前年同月比+3.3%でした。前月9月の自動車ディーラーは前月比+1.1%、前年同月比+6.5%でしたので、やや勢いが落ちています。
家具店は前月比-2.0%、前年同月比-11.8%と厳しい状況が続いています。
NY連銀が15日発表した11月の製造業景況指数は「+9.1」となり、前月の「-4.6」に対して13.7P上昇しました。一方、先行き指数は「-0.9」と前月の「+23.1」に対して24.0P低下しました。
☆
日本政府観光局は15日、10月の訪日外客数の推計値を発表しました。コロナ前の2019年10月との比較で0.8%の増加となりました。コロナ流行後、初めて2019年実績を上回りました。
訪日外客数の推移(19年比)
7月 2,320,694人(-22.4%)
8月 2,157,190人(-14.4%)
9月 2,184,300人(-3.9%)
10月 2,516,500人(+0.8%)
韓国からの客数は63万人と、19年比で約3.2倍となりました。中国からの客数は25万6300人と、19年比で約65%減少しています。
11月16日午前5時40分記