「3日のシカゴ日経平均先物32735円」
「2日、3日と米国株は上昇」
「10年債利回り急低下、一時4.5%割れ」
「債券高・株高、"完全に利上げ打ち止め"」
「10月雇用統計、非農業雇用者15万人の増加、前月から半減」
「10月の平均時給は前年同月比4.1%上昇」
11月2日、3日と米国株は上昇しました。
NYダウ
2日33,839.08(+564.50)
3日34,061.32(+222.24)
ナスダック指数
2日13,294.191P(+232.722)
3日13,478.283P(+184.092)
「金利低下を受けて株高」です。10年債利回りが低下しています。
米国10年債利回り
2日4.669%(-0.12%P)
3日4.558%(-0.11%P)
3日の10年債利回りは4.5%割れの場面もありました、FOMC前の4.875%に対して、一時は0.4%P近く低下しています。債券価格急騰・利回り急低下です。
1日のパウエル議長会見内容を受けて、金利低下・株高が継続です。3日には10月雇用統計が発表されました。以下に時系列で掲載します。
非農雇増加数 失業率
8月 165000人 3.78%
9月 297000人 3.78%
10月 150000人 3.87%
民間企業平均時給(ドル)
6月 33.60(+4.41%)
7月 33.73(+4.33%)
8月 33.81(+4.28%)
9月 33.93(+4.30%)
10月34.00(+4.10%)
10月の非農業雇用者増加数は15万人となり、9月と比べて半減しました。
10月の平均時給の伸び率は4.1%となりました。9月分が上方修正されましたが、10月の伸び率は9月と比べれば鈍化しています。
雇用統計の結果はインフレ鎮静化を期待させる内容となり、債券高・株高をもたらしました。
12月FOMCにおける利上げ確率は5%割れとなりました。来年3月のFOMCまでに利上げが実施される確率は7%台です。つまり「もう利上げはない」との見方をマーケットは織り込みました。
逆に3月のFOMCまでに利下げを実施する確率は26%(1週間前14%)に上昇しました。
シカゴ先物市場におけるドル建て日経平均は、日本時間4日朝6時前の段階で32735円となっています。
11月4日午前7時記