「NYダウ下げる、ナスダック指数は小幅高」
「インテル、アマゾンは大幅高だが...」
「シェブロン6%安、資源株や金融株が安い」
「日経平均先物夜間取引、440円安」
「9月PCEコア物価指数、前年同月比+3.7%」
10月27日の米国株式市場では、NYダウが下げる一方で、ナスダック指数は上げました。NYダウは下落率1.1%、ナスダック指数は上昇率0.3%でした。
前の日に決算を発表したインテルが9.2%高、アマゾンが6.8%高となりました。両銘柄の大幅上昇によって、ナスダック指数は上昇しました。前日までの下げが目立ったIT株、半導体関連株については反発する銘柄も増えました。
しかし、資源株や金融株が売られて、NYダウは1%を超える下げとなりました。NYダウ採用銘柄で下落率トップは、資源株最大手のシェブロン(CVX)です。
シェブロンの株価(27日)
144.35ドル(-10.40ドル、-6.72%)
シェブロンの株価は52週安値を更新です。同社は27日に7-9月期決算を発表しました。
シェブロンの7-9月期
売上高540億ドル(-18%)
利益 65億ドル(-41%)
原油価格と業績が連動する業種なので、業績は予想値に対して大きくは振れない企業と考えられます。しかし、株価は6.7%下落です。シェブロンの大幅安・52週安値を見ると、今後の原油価格はさほど上がらないという事なのでしょうか。
日経平均先物夜間取引の終値(日本時間28日午前6時)は通常取引終値に対して440円下げて30600円でした。最近の安値水準をまた意識しています。
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商務省は27日、9月のPCE(個人消費支出)価格指数を発表しました。
PCE物価指数
(前月比)
8月 9月
総合0.4 0.4
コア0.1 0.3
(前年同月比)
総合3.4 3.4
コア3.8 3.7
食品とエネルギーを除いた9月コア物価指数は「前年同月比3.7%」の上昇率となりました。5月の4.7%が6月と7月はともに4.3%となり、8月、9月と伸び率が低下しています。
10月28日午前6時15分記