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「インテル決算発表→時間外取引で6%高、アマゾンも時間外取引で上昇」

「26日の米国株は安い」

 「米国7-9月期GDPは年率換算+4.9%」

「金利は低下」

 

 

 

10月26日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.7%、ナスダック指数が1.7%でした。

 

 

26日に発表された米国7-9月期GDPは、年率換算で前期比+4.9%となりました。極めて高い伸びです。しかし、債券市場への影響は限定的だったようです。10年債利回りは、約0.1%P低下して4.84%台となりました。金利低下・株安です。

 

 

前日に決算を発表したメタは3.5%下げました。アルファベット2.5%安、アマゾン1.5%安、アップル2.4%安と巨大IT株は引き続き軟調です。マイクロソフトも反落して3.7%安となりました。NVDAAMD等の半導体関連株も総じて安くなりました。

 

 

           ☆

 

 

インテルが26日の通常取引終了後、7-9月期決算を発表しました。

 

インテルの79月期

売上高142億ドル(-8%)

1株利益0.41ドル(+11%)

 

部門別売上高

コンピューティング79億ドル(-3%)

データセンター  38億ドル(-10%)

ネットワーク   15億ドル(-32%)

 

1012月期予想

売上高146156億ドル

1株利益0.44ドル

 

 

10-12月期の売上高は、7-9月期と比べて増加します。インテルの株価は日本時間27日朝5時30分現在、時間外取引で6.2%上昇しています。「業績底打ちを示す決算を受けて高い」と表現されそうですが、要は、株価急落後の決算がさほど悪くないと捉えられて上げたという事なのでしょう。

 

 

             ☆

 

 

アマゾンは26日の通常取引終了後、7-9月期決算を発表しました。

 

アマゾンの79月期

売上高 1430億ドル(+12%)

営業利益111億ドル(4.4倍増)

1株利益 0.94ドル(3.3倍増)

 

 

大幅な増収増益決算です。アマゾンの株価は日本時間27日朝5時35分現在、時間外取引で2.2%上昇しています。

 

 

            ☆

 

 

日本でも多くの企業が26日、7-9月期決算を発表しました。以下に記します。

 

 

◎ルネサスエレクトロニクスの1012月期計画

(カッコ内は79月期実績)

売上収益  3580億円(3794億円)

売上総利益率 56.0%(57.9%)

営業利益率  30.5%(34.9%)

 

 

自動車向けの半導体を主力とするルネサスエレクトロニクスの10-12月期予想値は、7-9月期と比べると減少します。特に営業利益率は7-9月期実績と比べて、4.4%Pの大幅な低下となります。

 

 

◎富士通(6702)の調整後営業利益

243月期3200億円(前回予想-200億円)

「デバイスソリューション事業」200億円下方修正

 

 

◎日立建機(6305)の243月期計画

営業利益1600億円(前回予想+200億円)

世界全体の油圧ショベル需要

21.3万台(前回予想-6%)

 

 

◎イビデン(4062)の営業利益

9月上半期 240億円(予想比+90億円)

243月期490億円(予想比-30億円)

 

 

イビデンの業績修正の内容は重要です。上半期の営業利益は上方修正されたものの、通期は下方修正されました。上半期は生成AI用サーバー向け半導体部材が好調に推移しました。下半期は、高性能サーバー向けの回復が遅れるとしています。

 

 

◎日東電工(6988)の営業利益

243月期1400億円(予想比-100億円)

 

 

10月27日午前5時45分記

 

 

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