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「米国長期金利4.86%まで上昇」

「9月小売売上高は前月比+0.7%、前年同月比+3.8%」

「消費好調→金利上昇」

「ナスダック指数は下落、NVDA4%安」

 

 

 

 

10月17日の米国株式市場では、NYダウが0.04%上昇する一方で、ナスダック指数は0.25%下げました。

 

 

商務省は17日、9月の小売売上高を発表しました。前月比+0.7%となりました。前年同月比では+3.8%です。以下に時系列で示します。

 

 

米国小売売上高

(前月比)

7月+0.5

8月+0.8

9月+0.7

 

(前年同月比)

7月+2.6

8月+2.9

9月+3.8

 

 

8月分も上方修正されました。小売売上高は米国消費の堅調を反映する内容でした。17日の米国10年債利回りは、前日比で0.14%P高い4.86%まで上昇しました。6日に付けた4.88%台を再び意識する水準まで上昇しています。消費好調→金利上昇です。

 

 

9月の小売売上高の伸び率(3.8%)は、米国の物価上昇率(CPI9月実績3.7%、PCE物価指数8月実績3.5%)を上回ったと推計されます。物価の伸び以上に小売売上高は増えました。今週から米国企業の7-9月期決算が本格化しています。米国消費は企業決算への追い風となりそうです。

 

 

業態別では、「自動車・自動車部品」が「前月比+1.0%、前年同月比+6.2%」と高い伸びでした。「ヘルスケア」も「前月比+0.8%、前年同月比+8.3%」でした。「飲食店」も「前月比+0.9%、前年同月比+9.2%」と高い伸びを示しました。

 

 

米国金利の上昇を受けて、ナスダック指数は下げました。半導体輸出規制強化を受けて、半導体関連株は総じて下げました。NVDAは4.6%下げました。

 

 

             ☆

 

 

ドイツの民間調査機関ZEWは17日、10月のアナリスト向け景況調査の結果を発表しました。ドイツ経済の先行きを示す指数は「-1.1」(前月比+10.3)となりました。ドイツ経済の先行きが良くなるとの見方(26.3%)と悪くなるとの見方(27.4)は、ほぼ拮抗しています。一方で、米国の先行き指数は「-18.4」(前月比-9.6)となりました。米国経済については悪くなるとの見方が増えています。

 

 

             ☆

 

 

ヘルスケア製品・薬品メーカーのジョンソン&ジョンソンは17日、7-9月期決算を発表しました。

 

ジョンソン&ジョンソンの79月期

売上高213億ドル(+6.8%)

純利益67億ドル(+14%)

1株利益1.69ドル(+19%)

 

 

今12月期通期の1株利益予想値は10.1ドル(従来予想10.05ドル)に引き上げました。1株利益成長率は13.0%(同12.5%)に引き上げました。株価は小幅安でした。

 

ジョンソン&ジョンソンの株価(17日)

156.09ドル(-1.44ドル、-0.91%)

 

 10月18日午前6時40分記

 

 

 

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