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「米国でグロース株を売る動きが続く」

「半導体関連株が軒並み安」

「日本テレビの株価はは時間外で20%高」

 

 

9月21日の美国株は下げました。下落率は、NYダウが約1%、ナスダック指数は1.8%でした。FOMCを受けて、来年24年の前提金利水準が引き上がったたため、グロース株を売る動きが続きました。半導体関連株が軒並み安でした。

 

 

NVDA 410.17ドル(-12.22ドル、-2.89%)

AMD  96.11ドル(-4.23ドル、-4.22%)

ASML 582.12ドル(-7.76ドル、-1.32%)

ARM  52.16ドル(-0.75ドル、-1.42%)

 

 

NVDAの高値は8月24日の502ドルでした。約1カ月で18%ほど下げました。アームの22日安値は50.69ドル。公開価格51ドルを割り込みました。

 

 

米国市場では、高いPBRPERの株を売る動きが続いています。22日の東京市場でもグロース株(高PBR銘柄)には売りが膨らみそうです。

 

 

             ☆

 

 

日本テレビHD(9404)は21日、主要子会社の日本テレビが「スタジオジブリ」の株式42.3%を取得し、子会社化すると発表しました。スタジオジブリは「風の谷のナウシカ」等で知られるアニメーションの制作会社です。

 

 

ジブリの子会社化を好感して、日本テレビHDの株価は時間外取引で20%高となりました。

 

 

放送局の運営会社は、PBR1倍を大きく割る株価水準にあります。インターネットコンテンツの勢力に押される規制業種として、業績の将来展望が開けないとして、投資家の評価が低い業種です。

 

 

今回の日本テレビHDの株価上昇を参考にすると、コンテンツ供給事業への力の入れ方次第では、投資家の評価が高まります。

 

 

放送局には、過去60年間に渡って制作してきたソフト資産、人脈等があります。世界に通用するコンテンツの供給企業として生きる道を探れば、株価に変化も出るでしょう。日本テレビ以外の放送局に買い材料が発生したわけではありませんが、低PBR銘柄に人気が出ている市況だけに、放送局株全体に短期的な人気が及ぶ可能性は意識しておきます。

9月22日午前5時45分記

 

 

 

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