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FOMC、24年末の予想政策金利を引き上げ、米国株下落」

 

 

9月20日の米国株は下げました。9月FOMCの結果が公表されました。現状の金融政策維持が発表されました。

 

 

9月FOMCでは、メンバーの経済・金利見通しが発表されました。6月FOMC時点の予想値と比べて景気見通しが上方修正され、来年24年末の政策金利予想値が0.5%P引き上げられました。

 

 

来年の金利が想定よりも高くなるとの観点から、株式には売りが膨らみました。下落率は、NYダウが0.2%、ナスダック指数が1.5%でした。

 

 

9月FOMCでは、今年の米国GDPの成長率は2.1%と予想されました。6月時点の1.0%から大幅に上方修正されました。

 

 

PCE物価上昇率は3.3%(6月3.2%)に引き上げられました。

 

 

今年末の予想政策金利の中央値は5.6%です。6月時点と変わりません。しかし、来年末の金利は5.1%と6月時点の4.6%に対して0.50%P引き上げられました。以下にメンバーの人数を金利水準別に掲載します。

 

 

24年末のFOMCメンバーの政策金利見通し

6.006.25 1

5.505.75 1

5.255.50 4

5.005.25 4

4.755.00 4

4.504.75 3

4.254.50 2

 

 

上記のように、メンバー19人の24年末政策金利予想値は、広範囲に分散されています。結果として「中央値」は5.00%~5.25%となります。6月時点と比べて、0.50%ほど上の位置です。

 

 

来年の政策金利を考えた場合、取り敢えず5.00~5.25%のFFレートを想定して投資戦略を組み直すならば、高めのPERの株式については、前提となるPERを引き下げる必要性が生じます。

 

 

20日の米国市場ではNVDA2.9%安、ARM4.1%安、インテル4.5%安と半導体関連株が下げました。MAGFAT(マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック=メタ、アマゾン、テスラ)も全て安くなりました。

 

 

20日の米国の株式市況を参考にすると、21日の東京株式市場では、グロース株に対しての売りが膨らむ可能性があります。

9月21日午前5時50分記

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