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本日のゲストは元証券ディーラーたけぞうさん。
足元日経平均が調整している背景と、この先どの様になる可能性があるのか、お話いただきました。

6/27日経平均は4日続落。
月末リバランスへの警戒と7月上旬のパッシブ型ETF決算日集中による
分配金捻出売りを控えた利食いなどが指摘されていますが、
外国人投資家が現先併せて11週ぶりに売り越しに転じたことなども嫌気されているようです。

※月末リバランス警戒
GPIF保有の国内株式の割合は年末の25.1%から27.4%に上昇。
ポートフォリオ全体の25%に抑えるためには、5兆2000億円ほど売却する必要が。
~5月末信託銀行経由で7356億円の売りが確認されています。

※7月上旬ETF決算による分配金捻出売り
7日・現物で1,500億円、先物で3,000億円(計4,500億円)の売り需要
10日・現物2,600億円、先物4,500億円(約7,100億円)売りか。

一方で、再度日本株が上がりだした時に
3~6月に見られたような日経平均の加速度的な上昇の可能性も。

個人投資家は日経ダブルインバースを買っていますが、
たけぞうさんによると6月16日現在、
信用買い残は1億9590万口、信用売り残は993万口
信用倍率は19.60倍より改善したものの、信用買い残高は過去最高水準。

ダブルインバースは日経平均株価の値動きのマイナス2倍となるように計算された指数です。
日経平均株価が下がれば利益が出る仕組みですので、
下がると思う投資家らが増えれば買いが膨らみます。

要するに、ダブルインバースを買うということは日経平均を売る(2倍)という金融商品ですが
6/26 現在の日経平均32700円で計算した場合、約14000枚強の先物の売りが積み上がっている状態ということに。

つまり、これらの売りポジションはいずれかの時点で
買い戻され、それが日経平均の上昇要因となります。

詳しくはアーカイブ配信でたけぞうさんの解説をぜひ。

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