お知らせ:

マーケット・トレンドDX

番組へのお便りはこちら

kgycrx.jpg

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船を攻撃を繰り返していますが、(10月19日以降これまで30隻にも及ぶ船舶を攻撃)22日、英米軍はフーシ派の地下貯蔵庫や、ミサイルおよび偵察に関連した施設など8カ所を攻撃。これを受けてWTI原油価格は75ドル台へと2.4%の上昇となりました。しかし、レンジの範囲内での値動きに留まっており、中東の地政学リスクにも原油市場は反応が薄い展開が続いています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表 大場紀章氏に
「フーシ派タンカー攻撃でも反応鈍い原油価格」をテーマにお話を伺いました。

結局、現在紅海で起きている攻撃の応酬では原油の生産、供給になんら
問題が生じていないということに尽きるのですが、しかしその昔、
中東で紛争が勃発すると原油の需給とは別に地政学リスクを嫌気して
「リスクプレミアム」が上昇、原油価格が押し上げられることがありました。

しかし昨今テロや紛争が頻発、常態化したことで
マーケットの反応が鈍くなってしまったようです。

紅海航行のリスク上昇で、日本は紅海の船舶運航を停止していますが
紅海~スエズ運河航路をさけ、南回りで遠回りする船舶が増えています。
これは運賃や船舶のコスト上昇要因ですが、
ひいては原油価格上昇圧力には繋がらないのか?
この点についても大場さんに具体的に解説を頂いています。

フーシ派が攻撃する船舶は自動車などのコンテナ船で
石油タンカーは攻撃対象ではないようです。
(2度ほど攻撃があったが誤爆とみられる)

フーシ派の紅海での船舶攻撃の目的を思惑とは?
そして米英、連合軍の思惑とは?
テールリスクはないのでしょうか?

詳しくはポッドキャスト配信で
大場さんの解説を音声でお聞きくださいね。
iTune: https://is.gd/FCaOvd
Spotify: https://is.gd/lEMOp4