2006年6月9日に開催された第263回放送番組審議会の概要をお知らせします。
開催日時
2006年6月9日
出席者(番組審議会委員)
高橋委員長、加藤委員、五代委員、鈴木委員、土川委員
出席者(会社側)
小林社長、石井編成センター長、宮崎情報制作局主任、高山番組審議会事務局長
議事概要
この日の放送番組審議会では、「放送番組の編集に関する基本計画」の一部改正について審議会に諮問、原案通り了承を得ました。
その後、5月28日に放送した特別番組「イ・ヒア~ショパンの調べ」を試聴しました。この番組は先天性の障害のため両手の指が2本ずつしかない21歳の韓国のピアニスト、イ・ヒアさんの素顔を紹介したもので、在日華僑の女性と韓国人留学生のメールのやり取りを軸に、ヒアさんや母親へのインタビュー等を通して、障害のみならず、誰もが抱くコンプレックスを乗り越えて生きる、前向きな心のあり方を描いています。
番組試聴の後、委員の皆さんから意見を伺いました。委員の方からは……
・素晴らしい番組で感動した。いい人に出会えたと思うし、後ろに流れるピアノの演奏も良かった。番組の流れを作る韓国人留学生のつたない日本語も味があってとても良かった。奇をてらっていないし、ラジオNIKKEIには珍しい情感的な作品と思う。
・非常に良くできており、素直に大変良い番組と思う。絵がないラジオで最後まで番組を聴かせるというのは構成も優れているということ。いろんな意味で、皆に感動を与える番組だ。
・とても不思議な番組。最近のラジオではこんな詩情あふれた番組となかなか向き合うことがなかった。韓国人留学生と在日華僑の女性とのメールのやり取りを軸に、二人の語りによって、いろいろなことが自然に立体的に湧きあがってくる。非常にできの良いドキュメンタリータッチのドラマと感じた。
・誰が聴いても感動を与える番組だ。番組を聴いていて疑問に思ったことが、その後の語りに答として出てくるので、安心感があり聴きやすかった。
・音声メディアの広がりというか、懐の深さを感じさせてくれた。フィクションでもノンフィクションでもない、これまで聴いたことのないような構成が絶妙と思う。
・ちょっと冗長なところがあったのが気になった。また、ヘレンケラーの部分にも若干違和感があった。
・2本の指でピアノをどう弾くのかといった技巧的な問題や、どうしてショパンなのかといったことも知りたいと思った。
……などの意見が出ました。







