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藤島大の楕円球にみる夢

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8月3日放送のゲストは、インスト・バンド『toconoma』のギタリスト、石橋光太郎さんだ。

高校と大学ではラグビー部員。現在は、ミュージシャン、アートディレクターとして活躍している。藤島氏の多くの書籍の表紙を手掛ける。『知と熱 ラグビー日本代表を創造した男・大西鐵之祐』『北風』『人類のためだ。』、そして最新刊『ラグビーって、いいもんだね。』のイラストが好評だ。(写真は、藤島氏からプレゼントされた釜石の「大漁旗Tシャツ」に袖を通し、「派手!」といいつつ着こなす石橋氏。最新アルバム『VISTA』を手に)

石橋氏は、1983年東京都生まれ。都立国立高、多摩美術大でラグビー部に所属し、ポジションはフッカーだった。しかもその高校のラグビー部は、かつて藤島大氏が7年間コーチをしていたことがある。

現在は広告制作会社のアートディレクターだ。主な受賞歴は、毎日広告デザイン賞入賞、交通広告グランプリ優秀賞、日経広告賞部門賞など多数ある。

もう一つの顔は、インストゥルメンタルバンド『toconoma』のメンバー。作曲・ギターを担当する。最新アルバム『VISTA』が発売中である。

4月は、石橋氏のSNSが賑わいを見せた。シンガーソングライターの星野源氏が演奏する『うちで踊ろう』の音楽に合わせて公開した石橋氏のギター演奏動画が反響を呼び、星野氏もそのコラボ動画に反応して、『toconoma』のSNSのアクセス数も激増し話題となったばかりだ。「はじめてバズりました」と笑う。

今回は、ラグビー部時代の愉快なエピソードから、現在の音楽活動、グラフィックデザイナーとしての会社員生活まで幅広く語ってもらう。高校時代のラグビー部の監督から「自分をグラウンドで表現しろ」と口を酸っぱくしていわれた。「フッカー」というポジションの魅力を藤島氏がたずねると「スクラムとラインアウトという責務はあるけど、自由度が高いポジションだと気づいてから面白くなった」と話す。藤島氏は「元日本代表監督の大西鐵之祐さんもフロントロー(スクラム最前列の3人)が一番トライできるんじゃ」といっていたとうなずく。

「たまび」ではラグビーと音楽の両部活動をしていたという。知られざる美大ラグビー部の世界とは----。いま表現者として、その舞台をグラウンドから、グラフィックデザインと音楽の世界へと可能性を無限大に広げている。コロナ禍で不要不急のモノの価値が問われるなか、スポーツと音楽の醍醐味についても藤島氏と考える。

 

8月3日(月)午後6時15分からラジオNIKKEI第1で放送。


▽番組の聴き方:

ラジオNIKKEIは、ラジコのサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで聴取が可能。後日ポッドキャストは、放送しなかった情報も入った特別版を配信する。10日の同時刻に再放送がある。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信予定。