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藤島大の楕円球にみる夢

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5月5日放送は、フォトグラファーの近藤篤さんをスタジオに迎えて送る。

(藤島大さんの愛読書、近藤篤さん著『木曜日のボール』を手に)

優れたカメラマンと書き手がいるサンウルブズは、幸運である。そのスポーツの、そのチームの魅力を、ファンに伝えてくれる。

スーパーラグビーのロッカールームは聖域。ゆえに、関係者以外は入れないのが常識だった。それを許された男が、今回のゲスト、近藤篤さん。サンウルブズの試合前のロッカールームで撮影したのは、自身の仕事歴を振り返っても「最高の瞬間だった」という。サンウルブズを追ったこの二年。フォトグラファーとしての人生と、サンウルブズの魅力を語る。

近藤篤。1963年、愛媛県今治市生まれ。上智大学外国語学部スペイン語学科を卒業後、中南米に渡り、ブエノスアイレスで写真を撮り始める。1994年に帰国。以降、雑誌「スポーツ・グラフィック・ナンバー」を中心に、サッカー写真、人物ポートレイト、紀行ものなどを発表する。ラグビーは、サンウルブズを、海外ツアーにも同行して撮影。著書に、フォトブック『木曜日のボール』、写真集『ボールの周辺』、新書『サッカーという名の神様』(いずれもNHK出版)。代表作に第1回「サッカー本大賞」に輝いた『ボールピープル』(文藝春秋)がある。

海外経験が豊富な日本人フォトグラファーで、サッカーの撮影でも名高い近藤さん。ときにはサッカーとラグビーを比較しながら語る。「ラグビーは、それをしている人の心が球体に近い。でも、サッカーをする人は、心が楕円球かな。どこへ飛ぶか、わからない」。

サンウルブズを近くで見てきた近藤さん。愉快な狼たちの個性から、心に染みる人間模様までも明かす。サンウルブズは来シーズンを最後に、スーパーラグビーから除外される。もう二度と出会えないかもしれないチーム。この失意をどう楽しみに変えるか――。とりあえず、サンウルブズ愛を語りつくそう。




▼5月5日(日)午後9時30分からラジオNIKKEI第1で放送。

ラジオの聴き方:

ラジオNIKKEIは、短波ラジオはもちろん、radiko(ラジコ)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどでも全国で放送を聴ける。ラジコには放送後の1週間、無料で聴取できるタイムフリー機能がある。音楽が聴けるのはオンエアだけ。12日(日)夜9時30分から再放送がある。また、6日からポッドキャストで特別版を配信する(未放送音源を含む)。