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藤島大の楕円球にみる夢

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ラグビー情報番組「藤島大の楕円球にみる夢」
11月7日放送のゲストは、元日本代表の後藤翔太さんだ。

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今回はラグビーにおける「パス」に徹底注目する。
「ぼくのラグビー人生は、パスの研究にすべてを捧げてきた」。後藤翔太は、中学1年時の身長、体重が143センチ、38キロと体格、運動能力に恵まれていなかった。幼いころ「鈍足しょう太」とも呼ばれるほどの選手だった。

密集からボールをパスして縦横無尽に攻撃を演出するスクラムハーフ(SH)というポジションにおいて、自分なりの試行錯誤でパスの専門職に徹してきた。そして、170センチとラグビー選手として小柄ながら、日本代表にまでのぼり詰めた。

番組では、ボールの持ち方、体重移動、つま先の向き、ボールの回転、パスのお手本となるプレーヤーなどなどパスの意味から投げ方まで、言葉で基本を伝える。

早大時代、清宮克幸監督の指導と要求に応えるプレーをするため、寝ている間も「パスとランニングについて考えていて、夢でうなされていた」という。

10月29日の日本代表対ニュージーランド代表のテストマッチにおいて躍動した流大と齋藤直人の両スクラムハーフのパスの特徴についても解説する。

後藤翔太。1983年1月、大分県生まれ。神奈川県の桐蔭学園高校から早稲田大学を経て、2005年に神戸製鋼に入社。1年目にSHとしてレギュラー、トップリーグ新人王を獲得した。日本代表にも選ばれ、初キャップは2005年のウルグアイ戦で獲得し、代表8キャップ。2011年に現役を引退した。13年2月、追手門学院大学女子7人制ラグビー部ヘッドコーチに就任。その後、母校の早大ラグビー部コーチを務めた。現在、株式会社識学に所属している。

後藤氏は年内に『後藤翔太流 パスの神髄』(ベースボール・マガジン社)というタイトルの新刊を出す予定になっている。
熟成しないとわからないものが神髄。ラグビーを愛し、指導経験も豊富な後藤氏が、スポーツライターの藤島大に語るラグビーをプレーするときに、知っておきたい「パスの神髄」とはーー。

▽ラジオ番組について:

ラジオNIKKEI第1で放送。ラジコ(radiko)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。14日の同時刻に再放送する。「Paravi(パラビ)」では15日から動画での配信を予定している。