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ラジオNIKKEI ROCK'n'ROLL部

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【放送内容】
5月3日生まれのミュージシャン、作曲家、プロデューサー等が関わった楽曲を特集する。 フリー・ミュージック、アヴァンギャルド、ノイズ、現代音楽からジャズ、ソウル、ロックンロール、そしてアイドル曲まで「5月3日生まれ」という共通項以外に一見繋がりのないような異ジャンルの音楽を1時間お愉しみください。

★ぜひ番組の感想をお寄せください
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【アーティスト】※放送後にオンエア曲名リストを当ページで公開します
・ジョン・ルイス(ジャズ)1920年生まれ
・ジェームス・ブラウン(ソウル/ファンク)1933年生まれ
・コニー・プランク(プロデューサー)1940年生まれ
・阿部薫(フリージャズ)1949年生まれ
・灰野敬二(フリー・ミュージック、ノイズ、現代音楽...etc)1952年生まれ
シュテッフェン・シュライエルマッハー(現代音楽、ピアニスト)1960年生まれ
・掟ポルシェ(ミュージシャン)1968年生まれ
・井出ちよの(アイドル)2001年生まれ


【2019.5.3 オンエア曲】(左からアーティスト名/曲名/収録アルバム名)♪TIME
1) James Brown - Intro「Live at The Olympia, Paris 1971」♪0:00
2) James Brown - Ain't It Funky Now「Live at The Olympia, Paris 1971」♪1:21
→ 番組のオープニングはその番組の"顔"を特徴付ける最重要ポイントの1つ。祝日特番だしジメっとした空気にしたくない、それならJBしか!と白羽の矢を立てました。中でも特にサウンド、グルーヴがイケイケだった時期を選んだ。当時のライブショーのオープニングを番組の幕開けとして活用させていただきつつ、ブーツィー・コリンズ等リズム隊がブリブリな「Ain't It Funky Now」につなげた。

3) 不失者 - Untitled(Disc-1/#1)「Live 2」♪3:44
→ ジェームス・ブラウンのほとばしるエナジーに対抗できるのは灰野敬二だろう、ということで不失者の登場。選んだ音源は1991年リリースの通称「Live 2」アルバム(2枚組)から。この作品は音質、録音状態、演奏内容どれをとっても不失者のアルバムのなかでも上位に位置する。番組後半に同アルバムから別トラックを再度選曲。

4) Ultravox - Dislocation「Systems Of Romance」*producer:Conny Plank ♪8:41
→ コニー・プランクがプロデュースしたUltravoxの3rdアルバムから。ラジコのライブ聴取数の推移を見たところ、ここで聴取UU数が若干上がっていた(苦笑)。

5) Derek Bailey、高木元輝、阿部薫 - Improvisation 23「Duo And Trio」♪11:10
→ 来日したデレク・ベイリーが日本人ミュージシャンと行った幾つかのセッションから阿部薫参加トラック。収録は1978年、阿部薫晩年の演奏。晩年の演奏といえばアルバム「Last Date」からのトラックはぜひ番組に盛り込みたかったが最終的に選から漏れた。

6) John Lewis - <クリス・クロス変奏曲> パート1「JAZZ ABSTRACTIONS」♪17:07
→ ジャズとクラシックの融合を目指した「サードストリーム・ミュージック」を追求したジョン・ルイスの名盤から。選曲のポイントを挙げるとすれば、エリック・ドルフィー参加トラックである点。つまり阿部薫のトラックと彼が敬愛したエリック・ドルフィー参加トラックをつなげた、という点。

7) Keiji Haino & Derek Bailey - YUME GA ICHIBAN MUCHI「SONGS」♪21:53
→ 再度デレク・ベイリー関連。こちらは灰野敬二のヴォイス・パフォーマンスとのセッション。灰野敬二のヴォーカリゼーションはロスト・アラーフ時代から真の意味でフリー(自由)である。

8) NEU! - Weissensee「NEU!」*producer:Conny Plank ♪23:35
→ コニー・プランクのプロデュースワークの中でも人気・評価ともに高いNEU!の1972年リリース、歴史的名盤から。

9) 阿部薫 - 1972.1.21-ALTO 1「またの日の夢物語」♪28:12
→ 当番組において核となるトラック。阿部薫の公式音源の中でスピード、ため、透明感、麗しさ、逞しさ、録音状態...etc、すべてのおいて突出しているトラック。彼のソロ音源は1トラックを完全な形でオンエアしたかったため、8分30秒という尺はその点でも良かった。CDが廃盤状態にあるのが残念でならない。

10) 3776 - 湧玉池便り「3776を聴かない理由があるとすれば」 ♪36:33
→ アイドル・ファン層以外にも音楽好きから高評価を得続けている富士山ご当地アイドル3776(みななろ)初のフルアルバム(2015年リリース)から。前トラックのフリージャズから一転、清涼感が広がる。

11) DEVO - Gut Feeling「頽廃的美学論」*recorded at Conny Plank's studio ♪40:21
→ 1978年リリース、DEVOの名盤1stアルバムはブライアン・イーノとデヴィッド・ボウイがプロデュース、コニー・プランクのクレジットは見当たらないが、同作品の大半は西ドイツのケルン近くにあったコニー・プランクのスタジオで録音されている。このアルバムは、あるミュージシャンの妻からデモテープを受け取ったボウイとイギー・ポップが大絶賛しプロデュースを名乗り出ており、一方でブライアン・イーノ、ロバート・フリップも挙手したという。ボウイとイギーはいわゆる「ベルリン期」であり、この4人はアルバム「Low」「"Heroes"」という共通項があり、そんな状況下でDEVOが当時すでに秀でた存在だったことがうかがえる。

12) Moebius-Plank-Neumeier - Speed Display「ZERO SET」♪45:17
→ 裏方業が中心のコニー・プランクがミュージシャンとして参加した作品。ラジオNIKKEIでは過去にジャーマン・エクスペリメンタル特集でオンエアされている。

13) 不失者 - Untitled(Disc-2/#3)「Live 2」♪46:46
14) Steffen Schleiermacher - Tierkreis, 12 Melodies of the Star Signs, Version for Bass Clarinet and Piano: Gemini「Stockhausen: Bass Clarinet & Piano」♪52:54
→ ドイツの現代音楽家、作曲家シュテッフェン・シュライエルマッハーは本トラックのようにシュトック・ハウゼンのほかジョン・ケージ関連で高評価なアーカイブを残している。

15) ド・ロドロシテル - 友情 努力 勝利 そして、死「友情 努力 勝利 そして、死」♪54:28
→ 掟ポルシェのソロ・プロジェクト。当初「ロマンポルシェ。」からの選曲で作業を進めていたが、ふとこちらを思い出し、番組のカラーからすると断然こちらがフィットするためド・ロドロシテルを最後のトラックに選んだ。ノイズに耳がいきがちだが本トラックの歌詞は実に深い。CDは一般流通しておらずライブ会場の物販でのみ購入可。?


【番組概要】
◇番組タイトル:『5月3日に生まれて~モダンミュージックの調べ』
◇放 送 日 時 :2019年5月3日(金・祝)18:00~19:00
◇放送メディア:
 ◎ラジオNIKKEI第1
 ◎ラジコ(スマホアプリ、PCで聴く/全国無料/タイムフリーで1週間聴取可)
      タイムフリー(放送開始以降)
      http://radiko.jp/share/?sid=RN1&t=20190503180000
◇ツイッター :
 @metallic_ko(ROCKnROLL|ラジオNIKKEI)
 ※ハッシュタグ:#May3rd

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