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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.221~ジャズ研あれこれ~】

 まずは先日の東京ジャズで書き残したことから...。以前「追分通信」でも触れたのだが、東京ジャズのイベントの一つで、早稲田ジャズ研OB会中心の面白い試みがあったので、その出し物についてちょっと記してみたい。7月の末に東京ジャズのプログラム・ディレクターの一人であるY女史が、イベント説明でスタジオに遊びに来たその収録直後、彼女に「今度、早稲田ジャズ研OB会主催で、大学の小野講堂を使いシンポジウム「コルトレーンって本当に偉いの...」を開催するんだけど、東京ジャズでも何かイベント出来ないかなー」と持ちかけると、彼女もクラブは違えど同じ早稲田大の後輩、「じゃ何か考えましょうか...」という返事。直ぐにOB会会長のW君に話すと、「それならば是非...」と言う事で話が進み、東京国際フォーラムの広場イベントの一つに組み込まれ、プログラムにも「早稲田ジャズ研OB会とそのフレンド達」とクレジットされることになった。その出し物とは、最初は数人の演奏でスタートし、それがどんどんと輪が広がり、最後は80名近い大デレゲーションに発展すると言うアマチュア演奏会。曲は東京ジャズにも登場のハービー・ハンコックに敬意を表し、彼の大ヒット・ナンバー「ウオーターメロンマン(スイカ売り)」。それを80名近い面々が演奏すると言うかなりな壮観図。ぼくは用事がありその生演奏は聴けなかったが、直前に覗くとW君を筆頭にぼくのようなオールドOBから現役バリバリの女子大生まで、50人近くが楽器片手に集まっており、それだけでお愉しみの雰囲気一杯。これは間違いなく大成功と思ったが、実際その通りでイベント制作のNHKエンタープライズの面々も大喜び、橋渡し役のぼくもいささか鼻高々な気持ちになった。この模様は先日NHKで少しオンエアーされていたが、BSやデジタル放送など本番のオンエアーでもどこかで取り上げられるはずである。 

 さてこんな早大ジャズ研OB会だが、ぼくの前後3代位の「鑑賞セクション」の面々10数名で、毎年年1回の旅行会を実施しており、これがもう30数年続いている。これはちょっとした誇らしいもので、メンバーの子供達がまだ幼い頃は家族旅行だったが、息子、娘が中学位になるとさすがに子供連れは無理で、メンバーだけの旅行会になった。ただ斑尾フェスやマウント富士フェス、八戸ジャズフェスなどにも遠征、また海外にも足を向伸ばすこともあったりと、賑やかに続いている。最近は一泊旅行で東京周辺中心になってしまったが、今年はこの9月初め、マイクロバスを借りての茨城、栃木の1泊旅行。メンバーの一人で有名建築家のO氏が、栗橋の古民家再生を行い、それが各方面で評判を呼んでいるとのことで、その現場を見に行き、その後は那珂川沿いの馬頭温泉で1泊、翌日は太田原市など周辺の古刹や名所を巡るなど、年令相応の意義深い探勝旅行である。今年はあまりジャズには関係なかったが、例年だとメンバーがアルバムを持ちより車の中で掛け、思い思いに批評したりしているのだが、これはあくまでも余技。ただ集まって互いの無事を確認、また来年も旅行会を実施できることを祈ると言った具合で、至って気の置けないオールドボーイズツアー。まあこんな催しを珍しくも30年以上続けられているのも嬉しい限りで、メンバー全員に感謝しないとならない。と言いながら来年の幹事役が廻って来てしまい、来年初めにはおおよその場所を決めなければならない。愉しみでもあると同時に少しばかり面倒でもあるのですが...。

【今週の番組ゲスト:サックスプレイヤーの菅野浩(すがのひろし)さんとT5 Jazz Recordsの清水正さん】
8月20日リリースの『Landmark Blue~ぼくたちのララバイ~』から4曲ご紹介しました。
M1『I Wish You Love』
M2『ぼくたちのララバイ』
M3『Landmark Blue』
M4『亡き王女のためのパヴァーヌ』

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