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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、土曜曜22:00~、日曜22:30~で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.474~追分通信19-①】

 ようやく8月に入って山荘に来ることが出来た。例年7月半ばには...などと考えていても、結局は7月末の「軽井沢ジャズフェス」に間に合うころに追分山荘へ...と言うのがこの所続いていたのだが、今年はその「軽井沢ジャズフェス」も完全にアウト、構成・演出の高平哲郎氏などに文句の一つも言われそうだが、何せ「台湾特番」のオンエアーが例年より1か月以上遅い8月12日。それだけにその取材、収録、編集など作業が山積み、どうにか7月中にそれ等を終えて8月の頭からこちらに来ることが出来たと言うトホホな次第。
 まあいろいろあったので、今年は初めて長距離バスで追分入りを...と、立川から千曲バスの長距離バスで朝早く軽井沢に向かう。このバスが出来た頃は2、3回帰京時に利用したことがあったが最近は皆無。新幹線に比べると時間は倍近くかかるのだが、魅力は何と言ってもその安さ。追分の外れで下車できるのも利点なのだが,新幹線で軽井沢駅で降りてもその後しなの鉄道(御代田駅ないし追分駅)とタクシー利用で2千円以上かかってしまい、トータルでは鉄道と長距離バスでは5千円近くも差が付いてしまう。そうなるとしがないチャンジー(爺さん)年金生活者には、どちらを選択するかは歴然のこと。今は前と違ってバスもかなり乗り心地も良く、少し時間がかかる点を別にすれば(急ぐ旅でもないので...)、もう言うこと無し。ただ一つ落とし穴は、追分のバス降車場が予想に反し街から大分離れた所で、重い荷物を持ってかなり歩かねばならなかったこと。これにはいささか応えたが、それもまあいい運動ではある。

 
バス停から追分の街を超え、30分ぐらい歩きようやく御影用水に到着。あの3羽のはぐれ鴨達が気になって用水を覗いてみると、餌やりをしている若いご婦人がいる。ただし鴨は飛べない親鴨だけで他のは姿なし。彼女に他の鴨はどうしたんですかね...と尋ねると、数か月前から姿を見ないと言う。「どこかに行ってしまったか...、野犬にでも...」とかなり寂しい答え。用水改修前にいた3羽がいずれも野犬などに...と言う悲しい前例を思い出したが、いかんせんそれも詮無いこと。ただ飛べない親鴨の長命を祈るだけで、こちらにいる間はその無事を...毎日見守ろうとも思う。 
 
山荘に到着した翌日は図書館通い。軽井沢、御代田、小諸の3つの図書館を巡り、10数冊を借りまくり、長い休暇に備え準備万端。果たしてこの中で何冊読み切れるか...、当コラム「追分通信」の最後で何冊読めたかとその読後感想を記してみたいとも思う。乞うご期待!

 
ところで中軽井沢の図書館(しなの鉄道の中軽井沢駅に併設)に行った帰り、少し中軽の街を歩いてみると、中国語が飛び駈っているではないか...。軽井沢の人気アウトレット周辺に、中国系の人達が群がるのは少しばかり理解出来るのだが、今や結構到着に不便になってしまった、中軽井沢まで中国系の人で溢れる()とはいささか驚きでもあった。これらの人達は、殆どが大陸系の人達だと思われるが、台湾の人でも軽井沢に憧れ是非行きたい...と言う人が結構多く、かつて驚かされたものだったが、それが大陸にまで伝搬したのか...と感ずるところも多かった。しかし彼らは一家での旅行が多い様で、老人から幼児まで一家族6~7人。遠慮なく良くしゃべりいささかうるさいが、その活力たるや凄まじい。このままだとこのリゾート避暑地も大陸の人達に占領されてしまうのか...などと要らぬ心配までしてしまう程。

 
まあそれはさておき、この時期追分~軽井沢も涼しいとは言い切れないが、決して暑くは無い。木々を吹き渡る涼風も心地良く、やはり山荘生活は言うこと無し。そろそろ年令も考え、こちらを生活の拠点にしてもなどと勧められるが...、色々と悩ましい所でもある。

【今週の番組ゲスト:今年音楽生活50周年を迎えた
日本を代表するジャズベーシスト チンさんこと鈴木良雄さん】

50周年記念アルバム「BASS TALK」の『Beyond The Forest』から
M1「The Kite「鳶) 」
M2「Monet」
M3「筏衆(Ikadashu)」
M4「Cheers」











 

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