「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週日曜19:00~19:30で放送中(再放送は毎週金曜日 18:30~19:00 ※特別番組放送により休止の場合あり)。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。
【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.665~コロナ禍と新年会】
昨年の暮れ辺りからまた一段とコロナに掛かる患者が増えた感じもあり、ぼくの周辺でも罹患したと言う人も何人かいる。特にチャンジー(爺さん)チャンバー(婆さん)でコロナにかかった連中は誰も重症化はしていないが、異様なほど日常生活でも注意をしており、買い物も近くのスーパーだけだし、電車で遠出などはほぼ考えられない...と言った慎重な生活を送る日々、まあそこも不思議な所なのだ。そんな連中からするといい年齢なのに時々都心へ...等と言うぼくみたいな存在は、全く考えられないバカ...と良くお叱りを受けるが...、まあなるようにしかならないのだから...。それにしても一時はマスクをしなければそれこそ国賊扱い...と言った厳しさが、もうこの春にはあの中国政府と同様、5類指定に移行させ規制を無くそうと...するらしい。果たしてこの後どうなることやら、心配の種は尽きない。
まあこんな折、久しぶりにジャズの関係者による新年会を...というお誘いがあり、少しばかり躊躇はしたがまあ久しぶりの飲み会、それも大好きな溝の口の飲み屋街にある老舗の飲み屋で...ということで、局で一本収録を済ませ現地に向かうことにする。いつもは南武線で立川駅から川崎方面に下って行くのだが、この日は初めて地下鉄の表参道駅で田園都市線に乗り換え現地へ...と言う道筋で年齢甲斐も無く何やら浮かれ気分だし、その道中も興味深いものだった。
元々この会は、南武線沿線在住(ぼくは少し違うのだがお隣さんと言うことで参加資格あり)の親しいジャズ関係者が数名で、老舗の居酒屋で静かに愉しむ会と言う趣旨。どうにか続いているのだがやはりこのコロナ禍の酒場では何とも分が悪い。但しこの溝の口と言う街、小じゃれた街だとばかり思っていたのだが、新宿のゴールデン街か、思い出横丁なのか...と言った、古き良き時代の趣を残した飲み屋街が残っており、なんとも抗しがたい魅力を秘めた隠れスポットなのである。そしてそれらの筆頭格とも言える由緒ある居酒屋、そこが何時もの酒席の場だけに、もうなんとも応えられません。
家飲みなどと言った野暮な振る舞いは一切しないだけに、こうした飲み会は実に貴重なもので、今年に入って初めての会合。酒を飲みながらジャズの憂うべき現状、新たな活力拠点としてのロンドンの南部(サウスロンドン)の魅力、更にはウクライナ情勢の読み解き...等々、話はジャズから国際情勢まで尽きない。最初は数名だったのが後からK社の輸入盤セクションの面々も合流、結構な大人数になってしまい数時間ほど...。終わって南武線で帰路に就く中、反省しきりでしたが、まあ愉しい会でした。溝の口、グッドです。
【今週の番組ゲスト:サックスプレイヤーの吉本章紘さん】
M1「Funny Book」
M2「Trash Box」
M3「ゆがんだ空間」
M4「Crazy Rabbit」