"こだわり"の選曲をノンストップでお届けする『こだわりセットリスト・特別編』。11月3日（金・祝）13：10～は『すぎやまこういち特集』を放送します！

「作曲家・すぎやまこういち」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「ドラクエ」という方が大半ではないでしょうか。ただ、すぎやま氏がドラクエをはじめとした「ゲーム・ミュージック」を手掛けたのは、1980年代以降、つまり、50代半ばを過ぎてからということになります。

もともと彼は、東京大学を卒業後、文化放送、フジテレビと渡り歩いた生粋の「放送マン」。当時のヒット番組、「おとなの漫画」や、「ザ・ヒットパレード」等の制作を手がけました。彼はもともと音大志望だったこともあり、音楽活動は継続的に行っていたものの、本格的に作曲活動に取り組んだのは、フジテレビ退社後の1965年以降になります。あれから半世紀余り、おそらく、日本人のほとんどは「一度は彼の音楽を聴いたことがたことがある」といっても過言ではないと思います。

彼の領域は、歌謡曲、グループサウンズ、映画、CM、アニメ・・・そしてゲーム音楽と、それこそありとあらゆるジャンルに及びます。少しだけ挙げると、「東京・中山競馬場ファンファーレ」「ハウスバーモントカレーCMソング（西城秀樹）」「学生街の喫茶店（ガロ）」「亜麻色の髪の乙女（ヴィレッジ・シンガーズ）」「花の首飾り（ザ・タイガース）」・・・と、ゲーム以外でも、幅広いヒット曲、定番ソングを手掛けていることがわかります。

一昨年、惜しまれつつ90年の生涯を閉じたすぎやまさんですが、その独創的で、親しみやすい数々の心に残るフレーズは、これからも、多くの人々に受け継がれ、聴かれ続けていくことと思います。今回は、彼の残した魅力的な楽曲の中から、少しだけこだわった選曲でお送りいたします。どうぞ、ご期待ください！

11月3日（金・祝）13：10～「すぎやまこういち特集」セットリスト

1.東京・中山 GIファンファーレ

2.ハート泥棒（キャンディーズ）

3.ディスコ・ギャル（朝比奈マリア）

4.悲しきタンゴ（ザ・ピーナッツ）

5.二人だけの昼下り（ガロ）

6.銀河のロマンス（ザ・タイガース）

7.もういいじゃないか（かぐや姫）

（全7曲）　選曲担当：オレンジＤ