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camp_230202_1.JPG2月のマンスリーゲストは、俳優の大先輩・市毛良枝さんと、元宝塚歌劇団トップ娘役で俳優・彩乃かなみさんのお2人です。

それぞれスタートが違う俳優さんが3人揃ったので、いきなりですが、俳優という仕事についてのお話を伺いました。市毛さんは、宝塚歌劇団に憧れていた時期もありましたが、学生運動真っ盛りの時代で大学に行くのではなく、「女優さんにでもなっちゃおうかなぁ」という軽い気持ちで文学座付属演劇研究所に入りました。市毛さんは「出来ない、出来ないの繰り返しで、何も出来ないまま、ここまできてしまったという感じです。」と、謙遜されます。その当時、演劇がかなり力のあった、文化を創っている時代でした。歴史に残るようなの演目や、すごい演劇を高校を卒業したばかりの市毛さんはすごい衝撃を受けました。「色々な意味で揉まれました。でも、面白い時代でした。」と当時を振り返る市毛さんですが、あの劇団が熱い時代をリアルタイムで目の当たりにされていることに尊敬をするMEGUMIさん。

彩乃かなみさんは、MEGUMIさんが「夢の国」と表現する憧れの宝塚歌劇団に入団。きっかけは、高校1年の時にNHK衛星第2放送(当時)の中継でやっていた宝塚の舞台を観て衝撃を受けたこと。当時の彩乃さんは、宝塚歌劇団に入団するには宝塚音楽学校に入るということも知らず、104(NTT東日本番号案内サービス)に電話をして「宝塚の電話番号を教えてください」と聞くほど無知でした。「宝塚というのが地名だということも分からず、電話口で『たくさんありますが』と言われたので、『一番上の宝塚の番号教えてください』と答えて、教えてもらったのが、たまたま宝塚歌劇団出身の方がいらっしゃる芸能事務所でした。

そこに電話をして、宝塚音楽学校のことを教えてもらって、やっと学校に電話ができて、願書を取り寄せました。」という、仰天のエピソードを話します。不思議な道筋ですが、なるべくして成ったのですね。さらには、特殊だと言われる宝塚歌劇団の生活についてのエピソードで盛り上がります。

その後、お芝居の世界で長く過ごされているお2人に、その秘訣やターニングポイントを伺いました。市毛さんは「皆なで作品を創っていくのが好きで、スタッフの方たちの想いや観てくださる方の想いを演者が具現化するという気持ちで、今も続けていられるのかな」と、語ってくださいました。

彩乃さんは、宝塚卒業後に出演した宮本亜門さん演出の舞台で、強烈なダメ出しを受けた作品がターニングポイントだったと話します。その時に「君を否定するわけではないけど、培ったものを180度変えてほしい」と厳しい演出を受けたそうですが、何が正解なのか、何がダメなのか気づけず、「このままでは、君のせいで初日の幕があかない」とまでプレッシャーをかけられました。その状況を体感として理解できる市毛さんもMEGUMIさんもうなり声が出ます。

しかし、彩乃さんは「宮本亜門さんがおっしゃってくれたことで、自分をそこまで追い込んで、模索できたことが良い経験になったし、宝だったなと感じてます」と素晴らしい経験として語られます。「これで固まってしまう人や、芝居を嫌いになってしまう事もあったと思うのに、ポジティブで素晴らしいですね!」感心するMEGUMIさんでした。

そして2月5日に東京・南青山「BAROOM」にて上演される、音楽朗読劇「星の王子さま」の話。今回の音楽朗読劇には、劇中に25曲もの楽曲が使われています。歌も歌って、朗読もするそうです。出演は、王子役の彩乃さんと、飛行士役の市毛さんの2人だけですから、他の性別も年齢もバラバラの登場人物にもなってお話を進めます。朗読と言えど、ただ読むだけではなく、一方で演じすぎると話の進行に戻れなくなるので、普通よりも密度濃く芝居をしているそうです。「すごい大変!やることが多そうな舞台ですね」とMEGUMIさんが感嘆します。

1月26日に初日を迎えたこの音楽朗読劇「星の王子さま」は、公演日によって出演者が替わる日替わりキャストになっています。「各公演で、内容(ストーリー)は一緒ですけど、歌に入るタイミングやキーが違ったりして、演じる私達よりも演奏家の方が大変。エライ人がこの世にはいるのよね。」と、市毛さんが演奏される方を労います。現在は絶賛、稽古中だそうですが、本番は2月5日の1日きりで2回公演。「この世に2回しかお目見えしないのに、こんなにお稽古して、追い込んでいるんです」と裏話が飛び出します。「なんでこの年齢になって、こんなに追い込まれなきゃいけないのよ。私は、楽していきたいと思っているのに。」と、言う市毛さんですが、「尊敬します!」と彩乃さん。それくらい今回の舞台も大変なご様子。しかしポジティブな彩乃さんは、「原作者・サン・テグジュペリの戯曲のもつパワーが本当に素晴らしくて、お稽古する毎になんて素敵な作品に携わらせて頂いているんだろうって、良かったなって思う瞬間がたくさんあります。」と、作品の魅力を語ります。市毛さんも「逃げ出したくなる気持ち半分、この話に出会えて良かったなって思う感動半分。今はただ、ドキドキしないで本番を迎えたい。」と切実な声を上げる市毛さん。「本当に贅沢な舞台ですね!」とMEGUMIさん。皆様、ぜひ足を運んで生でご覧ください。

舞台は修行だと断言するMEGUMIさん。市毛さんは、舞台は観るのが好きで出るのは...とおっしゃいますが、今年はもう1作品、舞台に出演するかもしれません。「元々文学座の出身だから、舞台に立ってない自分を責める所もあって、原点に戻るかな」という心情でご出演をされるそうです。「エライです!」と、MEGUMIさん。一方で、1年に3本も舞台に出演される彩乃さんは、それが日常(普通)で、「そこしか知らないので」と謙虚にお話されます。しかし、集中していた舞台が終わると燃え尽き症候群のような、虚無感があることも。時には、役が抜けないこともあり、市毛さんに相談をすることもあったそうです。

市毛さんにも役が抜けない経験があり、「それこそ、MEGUMIさんのお義父様・古谷一行さんと共演した切ない恋の物語の時には、役が抜けなくてもう一回ロケ地に向かいました。そこに行くことでリセットできました。舞台でも役が抜けない時には、もう一度、劇場へ行って葬り去るんです。」と、役者ならではの興味深いお話を披露されました。

最後には、若さと美の秘訣を伺いました。彩乃さんはオンラインサロン「Leon」で、ご自身が使って特に良かったスキンケアやメイク用品を紹介しています。彩乃さんは、美容に関して全然気にしないタイプでしたが、2年前ぐらいに「ここでちゃんとやらないと、本当にヤバい!と感じた瞬間がありまして」スキンケアを始めたそうです。偶然にもMEGUMIさんのSNSを見ていて、今回の出演を「不思議なご縁だなー」と感じていたそうです。

市毛さんはスキンケアや美容よりも精神の健康を心掛けているタイプ。40歳を過ぎるまでは全く運動には興味がなく何もされていなかったのですが、偶然、登山に出会い、アウトドアもやり始めました。日焼けをするので、俳優業にはあまり向いていませんが、これが本当に気持ちが良いとか。次回はたっぷり登山や自然の魅力についてお話を伺います。

【市毛良枝さん・彩乃かなみさんの告知】

*    2月5日、東京・南青山「BAROOM」にて、音楽朗読劇「星の王子さま」14時~、19時~の2回公演。
公演公式HP;https://lepetitprince23.peatix.com/?lang=ja
* 市毛良枝さんは大絶賛上映中の映画「ラーゲリより愛をこめて」に出演。
* 彩乃かなみさんはオンラインコミュニティ「Leone」を主催。様々な会員特典もありますので、ぜひご参加ください。

詳しくは、お二人の公式HP SNSをチェックしてください。
【HPとSNS】
市毛さんHP:https://www.amuse.co.jp/artist/A8448/index.html
彩乃さんHP:https://www.kanamiayano.com
彩乃さんTwitter:https://twitter.com/ayano_staff
彩乃さんインスタ:https://www.instagram.com/kanamiayano.official/

idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー

camp_230202_2.JPG「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOS公式YouTubeチャンネルに出演している人気YouTuberどっちゃんです。冬の楽しみは「おでん!」と元気に笑いながら答えるどっちゃん。MEGUMIさんも先日、久々に食べばかりで、好きなおでんの具の話に。どっちゃんが好きなのは「ちくわぶ」。MEGUMIさんは「こんにゃく」と「豆腐」と地域色の出るおでんの具の話に花を咲かせます。

今回、ご紹介したのは国産の鹿革のクラフト「カードケース」と「コインケース」です。このアイテムは、カットされたシカ革とパーツがセットになっており、お子さんと一緒に作れるくらい簡単な組み立で完成するクラフト体験ができます。「自分で作る物には、愛着が湧くし、良いよね」と、MEGUMIさん。オマケに鹿の形をした革が付いてきますが、MEGUMIさんはオマケにも興味津々。

お財布に入れておくと金運がUPするとかしないとか...(笑)

鹿革は、レザーのカシミヤとも呼ばれており、軽くて柔らかく、しっとりとした触り気持ち良い触り心地が特徴です。形はシンプルですが、レザーならではの経年による色の変化も楽しめます。

「狩猟免許を持っているLOGOS社員がこの商品を開発したのですが、有害鳥獣として駆除・処分されてしまう鹿の革を大切に使われるエコアイテムとして有効活用したいと発案されました。」と、どっちゃんが制作秘話を披露します。実は開発時、クラウドファンディングで400%を達成した大好評のアイテムです。「鹿革カードケース」と「鹿革コインケース」は番組ホームページやLOGOS公式HP、またはLOGOS店頭でチェックしてください。
LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp/

番組を聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp

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