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camp_220901_1.JPG9月のマンスリーゲストは、お笑いコンビ「米粒写経」のツッコミ担当・サンキュータツオさんです。

今年もあっという間に9月です。「ごきげんよう」という挨拶で始まった今回のゲストは、MEGUMIさん曰く「とても知的な印象を受けるというサンキュータツオさんです。」なんと、その印象通り、一ツ橋大学で非常勤講師として、外国人留学生向けて日本語の文章の書き方について、さらに早稲田大学でも専門でもある言語学から考察する"笑い"についての授業をされているそうです。日本独特の笑いのツボについて、お笑いの技術を言語の側面から研究して教えているんだとか。また、広辞苑のサブカルチャー項目の選定員もされている  タツオさん。同じ国語辞典でも各出版社ごとにフォーカスしている部分が違ったり、版を重ねるごとに載っている言葉が変わってきたりしているそうで、何冊も集めていつも辞典を読んでいるそうです。聞いているだけで興味が湧いてくる「言語」についてのお話の数々です。

アニメにもすごく詳しいタツオさんと、MEGUMIさんが最近ハマっているというアニメの話でも盛り上がりました。今回の番組でかけた曲は、サンキュータツオさんの選曲で、アニメ縛り。その曲の感想を話す中で、京アニの景色の素晴らしさに感動するというMEGUMIさん。実は、京アニ(京都)は技術者をしっかり囲って、職人のように育てて、技術を蓄積させていったのが、数々の名作を生み出す秘訣だという裏話も飛び出しました。蘊蓄もすごい!

元々、タツオさんは文体論を研究されていて、小説はストーリーではなく表現を楽しむものだという独特な解釈の持ち主で、ストーリーを楽しむなら、あらすじを読めばいいと思っているんだとか。そんなタツオさんは朝日新聞の書評も書いているので、切り口の面白そうな書評も読んでみたくなります。また、凄い引き出しの多さに、どんどん引き込まれMEGUMIさんが激しく共感していたのは、最近の日本語について。日本語学者の間でも、最近の日本語(若者言葉)は、興味深い観察対象だという感覚が、共通認識として多いそうです。お二人も「最近の日本語は省エネでテンションが低い」と思っていると盛り上がりました。一方で「鬼」「(動詞)+すぎる」のような、盛る言葉が頻繁に使われるようになったのが、考えられなかったですし、昔は全くなかった表現でした。さらに、カルチャーに伴って、私や僕だけでなく、人称を表現する言葉の数が増えてきたり、その進化が興味深いそうです。

話は変わって、本業の「米粒写経」としての漫才について。早稲田大学時代、落語研究会に所属していた時に相方・居島さんと結成し、寄席で漫才を始めたのがきっかけです。落研でも、正座が出来ないので落語はやらず、主に落語を見ていたというタツオさん。落語を演やると自分の個性と向き合わざるを得なくなるので、俳優さんにはオススメだという話に、MEGUMIさんも挑戦してみたくなっていました。いつか落語を披露するMEGUMIさんの姿が見られるかもしれません。ちなみに、タツオさんがMEGUMIさんにおすすめの落語は「紙入れ」というお噺。夫婦と浮気相手という登場人物3人の演じ方が幾通りもあって、演者(落語家)の解釈や表現によって演出(見せ方)が大きく変わる演目だそうなので、ストーリーの印象も大きく変わるだとか。MEGUMIさんが演る落語「紙入れ」は面白そうですね。

お笑いコンビ「米粒写経」として、今も落語協会に所属し寄席で漫才をしていますが、正統なボケとツッコミの対立のような漫才ネタではなく、いかにネタっぽくなく、昔の寄席の漫才のようにお客様の緊張を解いて、自然体で適当に話す風に演っているのが楽しいのだそうです。「現在の短い時間で"つめこみ漫才"は、美味しいチーズハンバーグみたいで、美味しいけど、すぐお腹がいっぱいになってしまいます」とタツオさんらしい表現で評されていました。

朝日新聞以外にも婦人公論、週刊現代などなど、たくさんの連載を持っているタツオさん。原稿を書くのも大変なお仕事ですが、MEGUMIさんから飛び出した、昔一番ひどいロケのお仕事の話。水着で気球の中にあるお風呂に入りながら一人だけで空を飛びながら中継するという意味不明のバラエティ番組。「それはかなり大変、ヒドイ!」とスタジオでは大爆笑です。

書評をたくさん抱えているタツオさんが、本を選ぶポイントは「切り口」だと断言します。また、文体論の専門家・タツオさん曰く「文章は上手に書こうと思わないのがコツ」だそうです。ちなみに、今自分が思っている事を書くのが一番難しいので、何か悔しかった事を、悔しいと言う言葉を使わずに、読者に共感してもらえるように具体的に書くことを大学では指導しているそうです。MEGUMIさんも自分の言葉で思っていることを伝えることの難しさは痛感しているようで、サンキュータツオさんの専門的なお話に、前のめりで興味津々で盛り上がりました。次週はどんな話が飛び出すのか楽しみです。

 
idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー


camp_220901_2.JPG「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。今回のパートナーは、LOGOSの人気YouTuberのどっちゃんです。今回ご紹介するのは、LOGOSで人気の秋冬限定リミテッドシリーズの1つ「2023年LIMITED LOGOS the ピラミッドTAKIBI」です。LOGOS定番人気ギア「ピラミッドTAKIBI」のMサイズだけで、本体土台がゴールドになって数量限定で発売されます。収納袋もカーキ色で特別です。(普段の収納袋はブラックです。)

組み立てが簡単なことが人気の秘訣で、最近はソロキャンパーの間では話題沸騰。約35~36cmの正方形の火床から、約22㎝の高さで焚き火ができるという手ごろなサイズは、キャンプ以外にも、家でも簡単に楽しめます。串焼きプレートが付いているのでその上に乗せればお鍋、ダッチオーブンでの調理も楽しめます。別売りの網を使用するとBBQも楽しめます。

気になった方は番組ホームページ、またはLOGOS店頭、LOGOS公式HPで是非チェックしてみてください! 

LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp/

 

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