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7月のマンスリーゲストは、デビュー38周年を迎え再起動したTM NETWORK 木根尚登さんです。

MEGUMIさんと木根さんがお会いするのは、お互いの共通の友人の結婚式パーティー以来、15年ぶりです。結婚式パーティーで、木根さんが「ギターを弾いて歌を披露するのに、アンプを持って行っておらず、MEGUMIさんの旦那様から急遽ギターアンプを借りて、助かりました。」とエピソードを披露すると「そんなことあったんですか?」と知らなかったMEGUMIさん。意外なご縁のある お2人でした。

TM NETWORKは、木根さんと宇都宮さんの2人のデュオで、活動が始まりましたが、メンバーが増えてバンドになり途中から小室さんが加入しました。その後、現在の3人体制となって1984年にデビュー。「小室君のアイディアで、YMO(イエローマジックオーケストラ)のボーカル版みたいな形バンドがやりたいね。という言葉からTM NETWORKの音楽性が決まったんです。当時の打ち込みやコンピューター音楽の走りでしたからね。」とTM NETWORK誕生秘話をお話してくれました。日本ではまだ誰もやっていないスタイルだけに、「コンピューターの不調で同期もせず、丸一日何もできずに終わるレコーディングもありましたからね」という試行錯誤された時代のエピソードにMEGUMIさんも驚きます。1つのキーボードに1つの音色しか入力が出来なかった時代、小室さんの周囲は要塞のごとく、キーボードが積み上げられていたお話など、時代を物語るエピソードが次々と披露されますが、語り口が優しく笑い話のようですが、TM NETWORKが発表した楽曲は大ブームを起こし、いまだにミュージシャンたちにも多大な影響を与えています。

ここからはTM NETWORKの結成当時の話。木根さんが当時やっていた楽器はキーボード。そこに小室さんが加入したので、当時では珍しいボーカルとツインキーボードのみというスタイル。その後、グランプリを獲得しデビューが決まりました。木根さんはそのスタイルでデビューするとばかり思っていましたが、「小室君が2人でキーボードをやるのは地味だって言うんですよ。じゃあどうるすの?って聞いたら、『エレキギター弾いてよ』と言われたんです。ただ、フォークソングが好きだったからアコースティックギターは弾けたんですけど、エレキギターは弾いたこともなかったから、『弾けないよ』って言ったら『じゃあ、ぶら下げといて』って言われて、最初はエレキギターの時には、本当にぶら下げてるだけでした。」と、小室さんの声真似まで交えて面白おかしく当時の再現をお話されます。このエピソードは「TM NETWORK 木根尚登さんエアギター」として世間を賑わせたこともあります。その話が木根さんご本人から語られたのは、貴重な体験となりました。

木根さんが小室さんの意見に従順な様子を感じたMEGUMIさんから「小室さんは最初から凄い方でしたか?」と質問します。すると次々と飛び出したのは、信じられないデビュー当時の裏話でした。TM NETWORKとしてデビューする前、宇都宮さんとのデュオでも、その次のバンドでも木根さんがリーダーとしてプロデュースをしてきたが、成功しなかった経験があり「TM NETWORKでデビューする時、色々アイディアを出す小室君に全部ついていこうと思ったんです。」と、当時の思いを語ります。小室さんは、音楽の面だけでなく、木根さんのファッションのコーディネートから髪型まで本当に全てをプロデュースする面白いエピソードが次々と飛び出しました。「彼の言っていることも面白かったし、自分が口出しをするとバンドのバランスが崩れると思ったから、小室君の"なすがまま"に、"されるがまま"に言いなりになったんです」と軽妙にお話しでスタジオは笑いに包まれますが、小室さんのアイディアはとどまることを知らず、当時のライブではパントマイムや高竹馬のパフォーマンスをするまで飛躍します。そのために半年ほどパントマイムの練習に通ったこともあったそうです。全ても楽しい思い出として話す木根さんはとっても素敵な方だとMEGUMIさんも興味津々です。

そして今年、38周年に再起動を果たしたTM NETWORK。7月29日から東名阪でツアー「TM NETWORK TOUR 2022"FANKS intelligence Days"」が開催されることが発表されました。ツアー決定までのいきさつを伺うと「コロナも大きかったし、35周年でツアーができなかったことが影響し、40周年を待って活動をするのではなく、その前から徐々にやっていこうかと3人で話し合って決めました。」と答える木根さん。メンバーの宇都宮さんはコロナ禍でも1人TM(TM NETWORKの曲をソロで歌うライブ)をやっており、そのライブを木根さんと小室さんでイベントを観に行って、自分達の曲を客観的に観ていました。その次に、宇都宮さんが今度は木根さんと2人TMをやりたいと発案しました。そこで、木根さんと宇都宮さんにゲストキーボードに浅倉大介さんを招いた2人TMが実現。「だから、次は3人だねと繋がっていて、無理のない自然な感じがしますね」と再起動へ向けての胸の内を明かしてくれました。

さらに、小説家・木根尚登さんのお話です。多才な木根さんは、1989年に「CAROL」で作家デビューしました。「これも実は小室哲哉さんに言われて書いたんです。」と白状します。新幹線2人で乗っていた時、「来年はコンサートをミュージカル仕立てにしてアルバムを映画音楽したい」と小室さんからアイディアが飛び出し、「すごいね!」と言った木根さんに、「じゃあ、小説書いてくれない?」と人生最大(?)の無茶ブリをされました。「書いたこともないから、分からないけど、まず書けるかどうかやってみるよ」と返答しました。そこから試行錯誤しますが、ミヒャエル・エンデの小説「モモ」からヒントを得て、地球から音を盗まれた世界で、悪魔に16歳の女の子とTMのメンバーをモチーフにした3人のキャラクターが挑む小説を書き上げました。「ちゃんと小室さんの期待に応える木根さん、凄いですね」とMEGUMIさんが絶賛。「小説家というのは恥ずかしいけど、ファンタジーの世界でお話を作ることが楽しいんだなと思いましたね。当時は最初で最後だと思って書き上げた達成感もありましたね」と、当時を振り返ります。しかし小室さんのアイディアはまだまだ続きます。「『CAROL』が売れたんだから、もう一冊書きなよ」と小室さんが誘います。「書くモノがないから、書けないよ」即返答したという、木根さん。「そしたらね、今でも忘れもしない!『うちで飼っている犬のユンカースを有名にしてよ』って小室君が言うんです。それで書いたのが2作目の『ユンカース・カム・ヒア』なんです。」原稿用紙30枚で煮詰まって3ヶ月も空いたり、ツアー中に一人だけホテルにお弁当を持ち帰って書き続ける事もあったそうです。その後、無事に出版され、全国小中高推薦図書に認定されるほどの大ヒット作となりました。売れるとは言っていた小室さんもここまでヒットは想像していなかったようですが、「ほらね、売れたでしょ」と感想をもらしたそうですが、「今では、小室君の無茶ブリに感謝。頭が上がらないですね(笑)」と笑顔の木根さんが印象的でした。「小室さんの先見の明も素晴らしいですが、お題に対してこたえていく木根さんのポジティブさが素晴らしいです」とMEGUMIさんが感想をもらします。その後、「世の中にリリースされ、リアクションは?」と聞いてみると、「本が苦手な人たちが、小説を好きになりましたと、言ってくださる方が多くて、なんか役に立ったなって思いました」と答える木根さんに思わず「控えめですね」と思わずツッコむMEGUMIさん。でも当時、朝のニュースの特集で、病気を患った女性が「いつ死んでもいいと思っていましたが、小説『CAROL』を読んで、生きようと思いました」というコメントされていて、感動したこともあったとか。木根さんは驚きと同時に「もっと、ちゃんとしなきゃダメだ!と我に返った」そうです。そこから既に30作品を世に生み出している作家・木根さんも活動は素晴らしいですね。

その「ユンカース・カム・ヒア」の三部作がこの夏発売され、「ユンカースプ・ロジェクト」が始動します。皆さまもぜひチェックしてみてください。

実は、出版した時に、普段あまり人懐っこくないユンカースが遠くから走ってきて、木根さんが中腰になると、飛びかかってペロペロ舐めてきました。今まで一度もそんな行動を示したことがなかったユンカースでしたが、この出来事は木根さんの中で大きな記憶として残っています。それ以来、今回の「ユンカースプロジェクト」のことも、ユンカースが導いてくれているのかなと思う木根さん。7月15日には木根さんの完全書下ろし絵本「ユンカース・カム・日ア」が発売されます。愛情あふれる「ユンカース」の世界に今夏、多くの皆様に触れて頂ければと思います。

                                                                                                                                                         
【TM NETWORK木根さんの告知】
*「ユンカースプロジェクト」が始動。
* 小説「ユンカース・カム・ヒア 完全版」が角川文庫から6月10日刊行。これは、1990年に発刊された小説1巻、2巻を1冊に合わせた完全版。
* 7月15日 木根尚登さん完全書下ろしの絵本「ユンカース・カム・ヒア」刊行。
* 7月15日 CD&BOOKリーディングKAMISHIBAI「ユンカース・カム・ヒア 終わらない詩」リリース。
* 7月15日~24日 ユンカース作品のPOP UP『木根尚登×TOWER RECORDS POP UP SHOP"ユンカース・カム・ヒア"』がタワレコ渋谷で開催。
* 8月7日 レコ発イベントが東京・渋谷のライブハウス「7th FLOOR」にて開催。
* TM NETWORK再起動のツアー「TM NETWORK TOUR 2022"FANKS intelligence Days"」が、7月29日から東名阪で開催。

詳しくは、公式SNSでチェックしてください。
《木根尚登さんSNS》
公式サイト:http://www.kinenaoto.com
公式Twiter: https://twitter.com/kinenaoto
公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCARWPMpod16_R747TS9kfUg
公式Instagram: https://instagram.com/kinenaoto
《TM NETWORK》
公式Twitter:https://twitter.com/tmnetwork_2014



「idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー


「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーはLOGOS人気Youtuberのどっちゃんです。

今回紹介したギアは、2023年新商品の「ハンガー扇風機(蓄電式)」です。うだるような暑さに必須の扇風機ですが、コロナ対策の空気循環用サーキュレーターとしても使えるアイテムです。上部には「電源」と「照明」の2つのボタンが付いており、電源ボタンで三段階の風量調節が可能。風量とは関係なく、照明ボタンでは、扇風機センターにあるLOGOSメイプルリーフの明るさを調整できます。総重量は460gと軽量で、テントに吊り下げて使用すれば、暗く熱が篭りやすいテントでも大活躍。

MEGUMIさんがスイッチを押すと、想像以上に風の強さ。「結構、風量ありませんか?」と確認するまでもなく「すごく風量がある。小さなヘッドフォン型の扇風機じゃあ風量がもの足りないからね、最近。撮影にすごいいい、ライトもあるし助かる。」と好感触。「どんな仕事現場にでも持って行ってください」とどっちゃんもすかさず対応。「ハンガー扇風機(蓄電式)」は、蓄電式なので後ろにUSBポートを差し込めば充電が可能。

「軽いし、サイズもいいし、起き型でも使えるし、本当にイイ!」と大絶賛。「電車で持って歩くには...」と言いかけるどっちゃんを遮って「電車でも持つよ!汗ダラダラするより、全然いい!強風はすごいよ」とMEGUMIさんが力強いお言葉。「最近は本当に暑いから、「ハンガー扇風機(蓄電式)」一個あるだけで違います。これを持って夏でも楽しいアウトドアをお過ごしください。」とMEGUMIさんも推奨します。2023年新商品、用途に合わせて使い分けができるアースカラーの「ハンガー扇風機(蓄電式)」は店頭や番組HPで是非チェックしてみてください。

番組を聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp

「ハンガー扇風機(蓄電式)」公式HP;
https://www.logos.ne.jp/products/info/10239

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