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camp_221006_1.JPEG10月のマンスリーゲストは、俳人でもあり、より多くの方々へ俳句の楽しさを伝える活動されている、俳人の堀本裕樹さん。初対面でのMEGUMIさんの堀本さんの印象として、知的が爆発したような雰囲気がにじみ出ていると表現。俳句というアカデミックなイメージと厳選した文字での表現の格好良さから、高貴な知的さを感じますが、堀本さんとのトークはいったい、どんな展開になるのでしょうか?!

堀本さんは、俳句結社「蒼海俳句会」の主宰者でもあります。句会というのは、俳句を好む方々が集い、それぞれが創った俳句を発表し、研鑽しまいます。さらに先生がそれを指導します。「蒼海俳句会」では、主催者である堀本さんが先生となります。俳句会には流派のようなモノがあり、俳人それぞれに世界観があります。「蒼海俳句会」では、堀本さんの俳句観に感銘を受けた方が集まります。「堀本さんの俳句観はどういったモノですか?」と聞いてみると、和歌山県熊野の自然豊かな中で生まれ育った堀本さんはその生い立ちの影響を大いに受け「自然の大きさを大事にし、畏怖しながらも親しみを込めた世界観ですね。その中で大きな俳句を詠んだり、繊細は俳句を詠んだりしています。」と明確なお答え。「俳句というのは、正解はないじゃないですか。どのようなアドバイスをするんですか?」とMEGUMIさんの俳句への好奇心がムクムクと沸き上がります。「四季をとらえ方が個性でありながら、季語を使いこなすのも1つのポイントになります。」という堀本さん。さらには、万葉集の和歌に辿りつく俳句の歴史、流行した江戸時代から脈々と続く文化についても話は広がりました。俳句は奥が深い!!

「プロの俳人になるというのは、なかなかレアな生き方だと思うのですが、俳人になられたきっかけは?」とMEGUMIの独特な聞き出しに、フフフと笑いを漏らす堀本さん。 大学2年の時に俳句サークルに入ったことがきっかけでした。「もともとは小説家になりたくて、散文(文章)を書いていたんですけど、もっと文章を磨くためには、韻文(詩の言葉)をやると良いかなと思ったんです。芥川龍之介や夏目漱石などの文豪は小説を書きながらも、俳句を詠んでいたこと影響してますね。」と博識が自然に出てきます。すごい!!

散文と韻文では使う脳が違うそうで、向き不向きはあるそうです。「ウィットに富んだことだけ並べても微妙ですし、語りすぎてもダメだし、めちゃくちゃセンスが必要な世界ですね」と、感想をもらします。プロになると、選句するという仕事がふえてくるそうです。堀本先生は、Eテレで放送されている「NHK俳句」という番組で選者として出演されています。1か月で4千句以上の俳句が投稿されてきて、番組で紹介されるのは、たったの6句だけ!その超難関の句選は真剣そのものです。プロの俳人は、そうとうな集中力と言語能力が必要とされる職業でした。

堀本さんの最新の著書「猫は髭から眠るもの」(幻冬舎)は、「猫俳句大賞」に寄せられた約3万句から、猫が可愛くて仕方ない、よりすぐりの299句をまとめられ、選評なども書かれている俳句集です。時代背景も盛り込まれ、現代の言葉も使われた俳句がたくさん掲載されていることに、MEGUMIさんは関心を寄せます。世の中には、猫を詠んだ俳句が犬や他の動物より圧倒的に多いそうです。「猫には憂いがありますからね。」とその現象に納得するMEGUMIさん。

堀本さんは「猫は謎の動物。同時に俳句も、17音しかなくて、相手に想像させる部分がとっても大きい文章って謎だなと思って、猫の謎と俳句の謎を掛け合わせると、謎の深い俳句になるんです。それだけ猫俳句は魅力的なのかなと思って「猫俳句大賞」をスタートさせました。」と個人的な思いと「猫俳句大賞」を説明します。掲載俳句数が299句と中途半端な数字だという話から、「あっ、肉球(299)ですか?」とMEGUMIさんが気づき質問しますが、「そうですね!これからは、そういうことにしておきます」と後乗っかりの堀本さんでした。

堀本さんは、俳句の創作だけでなく、句評や書評のほか、小説(俳句青春物語)「桜木杏、俳句はじめてみました」や物語仕立ての俳句入門「ひぐらし先生、俳句おしえてください。」なども執筆されています。「ほぼ毎日、何かしら書いてますね。」と仕事ぶりをお話しする堀本さんに「辛くないですか?執筆を仕事って、誘惑に負けない!とか眠気に勝つ!とか、律する力が強い人しか出来ないなって思いました。」と書く仕事が苦手なMEGUMIさん。

堀本さんのインプットする時間は、最近生まれたばかりのお子さんの子育。俳句でも「亜子俳句」というジャンルもあり、堀本さんも亜子俳句を創られているそうです。いつかお子さんと俳句の詠みあいができることを夢見ているそうです。素敵ですね。

番組の最後には、自分では自信作できた!と思った俳句が、匿名で発表する句会で誰にも評価されない事があるという話から、どんな世界でも、音楽でもファッションでもお芝居でも、ある!と表現者あるあるで盛り上がります。逆もまた「自分ではイマイチかも、分からないなぁと自身ないものが、爆発的ヒットしたり、話題になることも。創り手が読み切れないロジックって何でしょうね~?大衆の心理というかフックがあるんでしょうね??と2人で大爆笑でした。

今回の番組でかけた曲は、堀本さんが選曲をされました。永井真理子さんの曲は多かったのですが実は、堀本さんは高校生の時から永井真理子さんの大ファン。実は「NHK俳句」の第1回目のゲストに永井真理子さんがご出演。収録では堀本さんは大興奮で、1回目の放送から変なテンションになってしまい、永井さんがスタジオで、ちょっとだけ歌ってくださったそうですが、「ジーっと観てました」と再現され、スタジオ爆笑。プロ俳人冥利につきますね。

【俳人・堀本裕樹さんの告知】
*近著「猫は髭から眠るもの」(幻冬舎)が絶賛発売中。
*「第4回 猫俳句大賞」では、11月30日まで猫にまつわる俳句を募集しています。ゲスト審査員は、村山由佳さんです。大賞に選ばれると賞金10万円が贈られます。
詳しくは、公式HPをチェックしてください。
「猫俳句大賞」HP; nekohaiku.com
詳しくは、堀本裕樹さんの公式HPやTwitterをチェックしてください。
 

idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー


camp_221006_2.JPEG「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOSの人気YouTuber、どっちゃんです。

今週ご紹介するのは、人気ギアが秋冬限定生産で1回限り「LIMITED」シリーズの中から「ツーリングロール膳テーブル4036」です。ソロキャンプにぴったりな、ローテーブル。サイズ幅40×奥行36ですが、耐荷重は30㎏と丈夫。A3サイズよりちょっと大きめのサイズで、一人用の食事・マグカップなどを置くにはちょうど良い大きさです。テーブルの高さが10.5㎝。天板は5枚の板が並ぶように構成されていて、天板になる板と脚を重ねるように折りたためるので、コンパクトに収納できます。重さも830gと軽いし、収納時の幅も40㎝だから、バイクにも積めるのも人気の理由の1つ。

「ソロキャンプじゃなくても、ベランダ飲みをする方は、飲み物とちょっとしたツマミと携帯を置いておくテーブルとしても良いですね」と普段使いをMEGUMIさんが提案。2023LIMITEDモデル「 ツーリングロール膳テーブル4036」は限定商品ですので、気になる方はお早目に番組ホームページ、またはLOGOS店頭、公式HPでチェックしてみてください! 
LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp/

 
番組を聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp

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