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LOGOS presents CAMP RADIO

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11月のマンスリーゲストは、笹公人さん。CAMP RADIOが始まって以来、初めての歌人の方をゲストにお招きしました。「短歌とキャンプって一番遠いかもしれない」と苦笑しながら話す笹さん。俳句は昔から旅をしながら、漂流の俳人の方も多いですが、短歌を作る歌人は意外と創ってるそうですが、「今日は頑張ります」と可愛らしく話す笹さん。これまでの様々な業種の方と会ってきたMEGUMIさんも、歌人の方とお会いできる機会は、これまで少なく笹さんにお話を伺えるのを楽しみにしていました。「歌人と言えば、堅い・難しい・ハードルが高い」といった一般的なイメージを語るMEGUMIさん。しかし、笹さんに対しては「POPなNeo歌人」といった、これまでに無い歌人像を持ちました。それは、今年10月に幻冬舎より出版されました新刊「念力恋愛」をはじめ、笹さんの著書が影響しています。MEGUMIさん曰く「笹さんの歌はどれも、今の現代の人たちが思う、すっと落ち着くようなポイントを、POPに伝え下さっている。」

そもそも新刊のタイトル「念力恋愛」のインパクトの強さにMEGUMIさん、ビックリしながらも「片想いをイメージさせますよね」と自分なりの解釈。笹さんの作品にはヒット作「念力家族」をはじめ"念力"とつけられた作品が多いのです。笹さんなりの"念力"というのは、「何か願望を成就させる力という意味ですが、小さい頃から"念力"って言葉が好きだったんですね!言葉に魅力を感じたというか...」と丁寧に説明します。対してMEGUMIさんが「"祈り"とはまた違いますよね?念力って重い感じがする。いいですね」と言えば、「無理矢理でも達成させるぞ!という力もあると感じます!」と笹さんも共感。

「念力恋愛」は恋愛をテーマに108首の短歌が掲載されています。笹さんが高校生の頃から作っていた短歌や歌集の中からベストチョイスが半分と、発売の1ヶ月前に作った新作の短歌が半分で構成されています。そこに「独特な絵を描く」と笹さんが賞賛する、水野しずさんのイラストが盛り込まれ、2人のコラボをプロデュースした編集者の石黒謙吾さんの3人で作り出した一冊と、笹さんが出版の経緯をたっぷりお話してくれました。

そんな「念力恋愛」の中からMEGUMIさんがピックアップした歌を朗読。
「あの夏の 石段の上 僕の背を 押した少女よ どうしてますか」
この歌は、大林宣彦監督の映画"転校生"のイメージ。割とイタズラで子どもの頃やっちゃいそうで。少女に押されて、自分は石段を転がり落ちて、ケガをした。大人になってから、あの子どうしてるかな?みたいなノスタルジックな気持ちを詠んだ歌です。ま、妄想ですけどね!」と笹さんが解説。

「ラブレターは 死語か否かで 華やいだ 吉祥寺デニーズ 跡地ながめる」
この歌は笹さんの実話が元になっています。今は仏壇屋に変わってしまった吉祥寺デニーズの跡地で、当時の彼女とデートしていた時に、ラブレターは死語かどうかを語り合っていたと、当時の思い出を詠んだ歌。これにはMEGUMIさんも「淡いですね!良いですね!」と絶賛。他の歌についても、笹さんがたっぷり解説され、MEGUMIさんが感想を延べるなど、「念力恋愛」や短歌の魅力を話し盛り上がってます。

笹さんが歌人になるまでの経歴をご紹介。笹さんが17歳の時、寺山修司さん没10年を記念し、寺山修司さんフェアが色々な書店で行われており、文庫本の短歌集「寺山修司青春歌集」と出会いました。当時の笹さんは「僕の妄想にちょっと似てるなって思い、僕の妄想も短歌にしたらいいんじゃないか」と、短歌にハマっていきました。以降、短歌を様々な雑誌に投稿していた笹さんは、よく採用してくれた先生、岡井隆さんを師匠として、短歌の勉強を始めました。今年7月に亡くなられた岡井隆さんは、天皇家に短歌を教えるなどの功績を残された偉大な方です。岡井さんも所属し、戦後から続く歴史ある短歌会「未来短歌会」に22歳で入会。現在の笹さんに至ります。「歌人というお仕事は、なかなかハードルが高そうな、それが仕事になることは難しそう。歌人としてやっていく!と腹をくくったタイミングは?」とMEGUMIさんが思う歌人という仕事のイメージを直球でぶつけます。笹さんも若かりし頃には、歌人として生きていく(食べていく)のは難しいと感じ、コピーライターになろうと思っていたそうです。そんなある時、雑誌に投稿した短歌が特選にななり「金の大黒様の像が部屋に降ってきたんですね。」と超常現象的な話を披露。「これは、短歌の道に進めってことだなって直感して...」と決意します。さらに「その半年後くらいに、出版の話がきて、それ以来、奇跡的に仕事が続いてるんですね。天命だったんでしょうね!」と楽しそうに話す笹さん。MEGUMIさんも終始「えっ!えぇ!!」と圧倒されながらも、「お役目ですね。言葉にすることで、モヤモヤする気持ちが浄化されるから、代わり言葉にしてくれるというのは、大事な仕事ですね」と納得です。番組では、他にも下積み時代、地下アイドルの歌の歌詞を書いた当時の面白いエピソードや、短歌の道に絞る決意をするきっかけでスタジオで爆笑です。さらには、サブカルについて笹さんが熱く語ってくれました。

笹さんが組んでいるテクノポップユニット"宇宙ヤング"のお話。元々、笹さんはYMO(Yellow Magic Orchestra)が好きで、中学高校時代にテクノポップをやりたくて、年上のYMO世代の人と一緒にバンドを組んだそうです。結成後、バンド大会に出て優勝します。CDもリリースしますが全く売れず、バンドは解散。歌人になった後、バンドを再結成。当時、死亡説まで流れた高橋名人とコラボ曲"宇宙ヤングwith高橋名人"「ハートに16連射」を発表すると、"宇宙ヤング"が世間で初めて注目されました。高橋名人の復活や、高橋名人の面白ニュース、"宇宙ヤングwith高橋名人"の即完売した伝説のライブ・エピソードなど、笹さんと盛り上がりました。番組では、笹さんの選曲の音楽を流しています。笹さんらしい楽曲をお楽しみください。


「idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー

「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOS人気YouTuberどっちゃんです。今回は、ゲストの笹公人さんも参加してくださいました。
300種の展示会をYouTubeで配信中です。収録時には既に2.5万回再生される程、人気の動画になっています。MEGUMIさんが「ほ〜凄いですね」と驚愕です。笹さんは、都市伝説系のYouTubeを見ており、中でも「Naokiman Show」チャンネルがお気に入り。YouTubeはやっていない笹さんですが、過去に永六輔さんのものまね動画を1回だけアップした経験があるそうですが、再生数は伸びず。MEGUMIさん興味津々です。

今回、笹さんに紹介したオススメのLOGOSアイテムは、「ミニミニKAMADO」。実際にどっちゃんがスタジオに持ち込んだ「ミニミニKAMADO」を見せると、即座に「ちっちゃ!」とMEGUMIさんが反応。それもそのはず、見た目8.6cm×14.5cm×高さ8.9cmで、重さもわずか230gと超コンパクトながらも本格的なBBQグリル。タブレット燃料(エコココロゴス・ラウンドストーブ)も一緒に収納しておくと、防災時にも重宝します。パーツを組み立ても簡単です。網焼きだけでなく、串焼きや焚火といった用途にも使えます。「ベランダで、お酒をチョビチョビ飲みながら、おつまみを焼くのはどうですか?」というどっちゃんの提案に「良いですね!焼き肉とか良さそうですね。」と、笹さん。しかしMEGUMIさんから「焼き肉はちょっと小さすぎると思う」と的確な指摘でスタジオは笑いが起きます。「じゃあ、マシュマロとか焼いたら...」と代替え案を出す笹さん。「シュマロ良いですね!」とテンションが上がる女性陣。微笑ましいやりとりに、笑いが絶えないコーナーとなりました。

番組内で紹介した「ミニミニKAMADO」「エコココロゴス・ラウンドストーブ」は番組ホームページ、またはLOGOS店頭で是非チェックしてください!
LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp/

【笹公人さん告知】
* 最新刊「念力恋愛」が幻冬舎より10月に発売。
* 日経新聞で連載されていたエッセイも掲載されている「念力レストラン」も発売中。
その他、笹公人さんの活動はブログ、SNS、公式HPをチェックしてください。
http://www.uchu-young.net

番組を聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp

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