お知らせ:

朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

番組へのお便りはこちら

8月16日の「アサザイ 今日の1社」は、シイエヌエス(4076・東証グロース)を放送しました。

 

今回は、代表取締役社長 関根 政英 様にお越しいただき、事業内容や強み等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

 

----------------------------------------------------------

取材後記

シイエヌエス(4076)(東証グロース市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 関根 政英(せきね まさひで)様

 

「先取性と3つの""を持った人材」

 

UNIX技術から始まり事業範囲を拡大

 上場されたのは2021年8月であるが、UNIX技術の活用を専門として1985年に創業した。現在、このUNIX技術はインターネットの主要技術として普及しているが、このUNIX技術を得意分野としたことが、同社のシステム基盤事業における技術の確立に結びついたと言える。創業後の沿革は、金融業務へ参入したことが事業拡大のきっかけとなり、小売業界における食品偽装に対応したトレーサビリティシステムの構築、ビッグデータの分析、DXの取り組み支援など、その事業範囲の拡大を図ってきた。

 

 現在の事業内容は、大きく分けて、「システム基盤事業」、「ビッグデータ分析事業」、「デジタル革新推進事業」、「業務システムインテグレーション事業」の4つであるが、新たに「コンサルティング事業」を行うことを既に方針として示している。

 

 現在の4つの事業を深堀りして説明すると、「システム基盤事業」は、パブリッククラウドの導入、ハードウェア、物理的に存在する基盤システムの構築などを行っており、全社ベースの売上高に占める比率が最も大きな事業である。

 2つ目の「ビッグデータ分析事業」は、顧客が蓄積している膨大なデータを同社が加工・分析し、新たな価値を提供する事業で、例を挙げると、通信業界の顧客が新たなサービスを開始する際に、どのような手法で広告を打つと一番効率よくサービスを利用してもらえるかなどのマーケティング戦略の提案を行っている。

 3つ目の「デジタル革新推進事業」は、「ServiceNow」というクラウドSaaSサービスの導入コンサルティングに加え、AI系のシステム開発、金融におけるキャッシュレス系のサービスのシステム開発なども行っており、さらに、データベースの性能のチューニング、コンサルティングといったサービスも行っている。

 そして、最後の「業務システムインテグレーション事業」は、創業時から展開してきたビジネスであり、受託により顧客の基幹システム開発を行う事業であるが、金融システム分野に特に強いことで知られている。

 

▼「人材」が成長を可能に

 「強み」を聞いた際に、社長が真っ先に答えられたのが「人材」。

 同社は、「先取性」と「大手SIerとの継続的なリレーション」により成長してきたが、これを可能としたのは全て「人材」によるものとし、同社は、人を想う力、技術を活かす力、可能性を広げる力の3つの""を有する人材を育て上げていると語った。また、上記大手の優良SIerとのリレーションに加え、エンドユーザーから直接発注を受けるプライム案件比率も約35%あることも、強みとして加えられた。

 

▼オリジナルサービスブランド「U-Way」の提供拡大による利益率向上

 その同社は昨年、202210月に、初のオリジナルサービスブランド「U-Way」を立ち上げた。

 「U-way Lite OCI Base Model」をはじめとして、「U-Way Oracle Cloud Infrastructure」や「U-Way Oracle Cloud VMware Solution」に続くシステムプラットフォームの提供拡大は、そのまま同社の利益率の向上に大きく寄与するであろう。ブルーオーシャンを進む同社の収益モデルにおいて、この「U-Way」の提供拡大は、一つの大きなカタリストとなるだろう。

----------------------------------------------------------

 

取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■シイエヌエス IRサイト https://www.cns.co.jp/ir/

 

代表取締役社長 関根 政英 様と

アサザイ_20230816_シイエヌエス.JPG