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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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8月17日の「アサザイ 今日の1社」は、ロードスターキャピタル(3482・東証プライム)を放送しました。

 
今回は、代表取締役社長 岩野 達志 様にお越しいただき、事業内容や強み、成長戦略等についてお話を伺いました。

同社は、「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」をミッションとして掲げ、不動産投資領域として、自己資金を用いて物件への投資及び管理運営を行う「コーポレートファンディング事業」、投資用不動産の管理・運用を物件所有者や投資家に代わって行う「アセットマネジメント事業」、不動産に関するお客様のあらゆるニーズをサポートする「仲介・PM・コンサルティング事業」とFintech領域で「クラウドファンディング事業」を行っております。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

 

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取材後記

ロードスターキャピタル(3482)(東証プライム市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 岩野 達志(いわの たつし)様

 

「極めて高い順位を維持」

 

▼「クラウドファンディング事業」が不動産投資業界の常識を変え得る

東証の業種区分は「不動産業」であるが、他社と一線を画した事業展開をされている。

行われている事業を区分すると、自己資金を用いて物件への投資及び管理運営を行う「コーポレートファンディング事業」、投資用不動産の管理・運用を物件所有者や投資家に代わって行う「アセットマネジメント事業」、不動産に関する顧客のあらゆるニーズをサポートする「仲介・PM・コンサルティング事業」、Fintech領域で国内初の「(不動産特化型)クラウドファンディング(事業)」に分けられるが、このうち、「コーポレートファンディング事業」が全社売上の約9割を占めるものの、注目されるのは、最後の事業である「(不動産特化型)クラウドファンディング(事業)」であり、これは、これまでの不動産投資業界の常識を変え得るものと同社は考えている。

 

 この事業は、具体的には『OwnersBook』の機動的な運営により行われているが、その最少投資額は1万円、これまでの実績利回り(年換算・内部収益率)は3%から5%が中心であり、累計投資額は日本一となっている。この仕組みは銀行やファンドを介さず個人から直接資金調達することが可能なため、投資判断を冷静かつ積極的に行うことができるという。

 

専門家集団としての強み

 この「クラウドファンディング」という新たな市場を創出したという実績は、そのまま同社の第1の強みであるが、続いての強みとして紹介されたのが、同社が専門家集団であるということだ。

 不動産のプロとして迅速に投資の意思決定を行うとともに、クラウドファンディングのシステムを自社開発していることは、ITのプロフェッショナルがシステムの構築、保守、改善を行う体制が出来上がっているということを意味する。同社のミッションは「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」であるが、この内製化された「テクノロジー」の部分が、先進性を実現し、結果的に参入障壁を築いたことになる。

 

そして、「財務基盤の安定性が高い」ということも強みである。これは、市場の変化に機敏に対応する、また、それを支えるのに十分な財務状態であるということだ。

 

▼上場以来高い成長性を維持

東京の不動産マーケットは、オフィス賃貸市場では空室率上昇と賃料水準の低下も落ち着いてきており、売買市場では国内外の機関投資家が東京のオフィス取得に積極的に動いており、非常に強い動きを見せていると言う。

 

このような事業環境の下、同社は今年2月に、2022年度から2024年度までの中期経営計画を発表した。その基本方針は、「コーポレートファンディング事業を経営基盤とし、アセットマネジメント事業とクラウドファンディング事業の規模拡大による企業価値向上を目指す。」というものであり、事業戦略として、自己保有資産残高の積み上げ、アセットマネジメント事業におけるAUM(の)拡大、『OwnersBook』案件の多様化及び積み上げ、ESGへの取り組み強化の4つを謳っている。

 

そして、さらに今後はブロックチェーン技術を活用した不動産投資の二次流通市場の創造や、金融機関に頼らない不動産投資市場等の創造を通して、景気変動にも負けない企業体として成長を目指すという。経営指標の計数(定量)目標は、最終年度の売上高300億円、税前利益100億円、ROE30%以上、配当性向15%以上であるが、加えて、自己保有資産残高750億円、AUM2,000億円、『OwnersBook』投資額200億円も目指すという。自己保有資産残高以下はKPIと考えて良いだろう。

 

 8月5日に発表した今年度の第2四半期の決算もすこぶる好調で、社長は「売却案件があったことも大きい」と言われていたが、今後、通期の上方修正もあるのではないかと私は個人的に感じたほど良い数字である。

 最後に、スプリングキャピタル社の経営指標ランキングにおける同社の順位を記しておく。毎年約3,500社程度が対象であるが、同社がユニバース入りしたのが2018年度(2019年5月基準)で、初登場で101位といきなり極めて高い順位を獲得し、その後、年度確定順位は、2019年度:52位、2020年度94位、そしてこの5月の2021年度基準は109位となっている。高い成長性を維持し続けなければこの高順位は維持できない。同社は上場以来、それを続けているということだ。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 

それでは来週もお楽しみに!

 

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代表取締役社長 岩野 達志 様と