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4月20日の「アサザイ 今日の1社」は、スローガン(9253・東証グロース)を放送しました。

同社は、2005年10月に会社設立、2021年11月に当時のマザーズ市場に上場されました。

スタートアップ・ベンチャー企業の新卒採用のための「Goodfind」、新産業・イノベーションの領域における採用広報を中心とした情報発信を支援する「FastGrow」など、設立時より16年以上にわたり一貫して、「新産業×若い人材」の可能性を引き出すための事業を展開されています。 

今回は、代表取締役社長 伊藤 豊 様にお越しいただき、事業内容や強み、成長戦略についてお話を伺いました。

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

スローガン(9253)(東証グロース市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 伊藤 豊(いとう ゆたか)様

 

「新産業×若い人材」

 

▼「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」をミッションに掲げる

 会社設立は2005年10月で、昨年2021年11月に当時のマザーズ市場に上場されたが、そのミッションとして「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」と掲げられている。

 

 事業は、「人材紹介」と「メディア支援」に大別されるが、前者の「人材紹介」は、「新産業」と「若い人材」を結びつけることがまずは目的である。厳選就活プラットフォーム「Goodfind」を通じて、挑戦意欲・成長志向の高い「若い人材」(無料で会員になれる個人ユーザー)とスタートアップ・ベンチャー企業を中心とした「新産業領域の企業」を結び付ける「採用」の部分を皮切りとして、その後、「育成」、「組織エンゲージメント」などの「人材投資」を支援する事業である。

 

 この「Goodfind」の他にも、外資・日系コンサルティングファームに特化した就活対策及び選抜型コミュニティの形成を行うコンサル型就活サービスである「FactLogic」、スタートアップ・ベンチャー企業の求人に特化した、長期インターン人材の紹介サービスである「Intern Street」、スタートアップ・ベンチャー企業の求人に特化した転職エージェントである「Goodfind Career」と、挑戦意欲の高い若い人材の多様なニーズに応えるサービスも展開している。

 

 そして、「メディア支援」は、スタートアップ・ベンチャー企業の採用広報やブランディング、サービス認知を支援するビジネスメディアとして「FastGrow」を展開しているが、若い人材が入社した後の人材育成や組織活性化を通じた人と組織の成長支援を行うため、SaaS型HRサービスである「TeamUp」により、1on1ミーティングの仕組み、及び360度フィードバックシステムの提供も行っている。

 

▼「3つのCapability」

 同社の「強み」は、「顧客の目利き力」、「行動変容を生み出す力」、そして「マッチング力」という「3つのCapability」が発揮されていることだ。

 

 具体的に「顧客の目利き力」とは、新興成長企業を中心とした過去の取引実績により、新産業領域において情報取得のネットワークが構築されており、成長性の高い新産業領域の企業を厳選して開拓できるということであり、「行動変容を生み出す力」とは、バイアスに対する(一歩踏み出す)行動変容を生み出すため、情報を提供するだけでなく、個別面談やセミナー・イベント等も行い、コンテクスト・コンテンツを伝えることができるということ。

 そして、最後の「マッチング力」とは、長年蓄積されたデータの活用により、顧客の採用成功をサポートするプロジェクト推進力が優れているということである。

 

 社長は、日本の伝統的な労働慣行が引き起こす、社会における人にまつわる市場の歪みは大きいと考えている。そして、この歪みは、新産業領域における人材創出事業により人材トランスフォーメーションを推進することで解消されると考えていると語った。

 

▼「新産業×若い人材」の可能性を引き出すための事業を展開

 私も、この30年間の日米経済成長力の差を生んだものは、まさしくこのことであると考えている。言い換えれば、若く、向上心、超戦力の高い人材が社会的な使命を十分に認識したスタートアップ企業に入社し、その企業力を推進することができたか否かの差である。

 

 同社は、設立時より16年以上にわたり一貫してこのことを考え、「新産業×若い人材」の可能性を引き出すための事業を展開してきたという部分に極めて価値があると思うが、その社長は、「人の可能性を引き出す」「才能の最適配置」は、単一のプロダクトでは解決しきれない複雑性の高いテーマであり、複数のプロダクトやサービスを複合的に展開して市場自体を大きくしていくアプローチを行う必要があると語った。非常に重く、そして深い言葉だ。

 

 全ての上場企業を同じ尺度でランキングを行ってきた当社(スプリングキャピタル)、まだ知名度が高くなくとも、投資家に知って欲しい企業を紹介し続けてきた「アサザイ」、そして16年以上この「新産業×若い人材」の可能性というテーマに真摯に取り組んできた同社(スローガン)、極めて親和性の高いシンパシーを感じた。

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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

   本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!


 それでは来週もお楽しみに!

 

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