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 12月8日の「アサザイ 今日の1社」は、コンフィデンス(7374)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 澤岻 宣之 様にお越しいただき、事業内容、強み、成長戦略、株主還元等についてお話を伺いました。

 同社は、ゲームなどのエンタメ業界に特化した人材派遣を展開しております。
 事業セグメントは、人材事業とメディア事業の2つで、人材事業では、2021年9月末現在で派遣人数が673名と前年の同じ時期から144名増加し、取引先数、クリエイター人数共に増加傾向にあることから、徐々に業界内での存在感が高まっております。

 また、もう1つのメディア事業は、子会社であるDolphinが行っている事業で、ゲーム・エンタメ業界のプロモーションの支援などのメディア運営支援を行っており、幅広いターゲットのお客様のプロモーションのお手伝いをすることで、クリエイター人材のスキルアップの場ともなっています。
 
 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。


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取材後記
コンフィデンス(7374)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 澤岻 宣之(たくし のぶゆき)様

「ゲーム・エンターテインメント、そしてメタバース」

▼人材サービス事業を中心に成長を続ける
 会社設立は2014年8月。今年2021年6月に設立から7年経たずに上場を果たした。
 設立以来、人材サービス事業を中心に成長を遂げてきたが、その顧客はゲーム・エンターテインメント業界に特化しており、その業界にクリエイターを派遣・紹介・業務委託することを行っている。

 当然、このゲーム・コンテンツ業界の業界動向が鍵となるが、その市場規模は国内、海外ともに、これまでも高い成長率で推移してきたが、従来の家庭用ゲーム機やスマートフォンに加えて、クラウドゲーム市場も伸びていく見込みであり、withコロナ時代における巣籠もり需要も加わり、今後も高い成長率の維持が予想されている。

 もう1つ鍵となるのは、当然、同社の人材ストック状況であるが、この2021年9月末現在での派遣人数は673名と前年の同じ時期から144名も増加している。このクリエイター人数の増加、そして顧客数の増加は近年続いており、業界内でのプレゼンスが確実に高まっていることが分かる。

 また、この「人材事業」に加えて、同社には「メディア事業」というセグメントがあるが、これは子会社である(株)Dolphinが行っている事業で、ゲーム・エンタメ業界のプロモーションの支援などのメディア運営支援を行っている。幅広いターゲットの顧客のプロモーションのお手伝いをすることは、クリエイター人材のスキルアップにもつながっているのだ。

▼コンフィデンスの強み
 同社の強みとして、社長は「人材採用力」、「企業・求人開拓力」、「マッチング力」、そして「実績が示す優位性」の4つを挙げた。
 これらを総合的に記すと、まずゲーム業界に特化することで効率的・安定的な採用を実現し、クライアントのニーズに常に応えられる人材の供給を確保したうえで、(ターゲットを徹底的に絞り込んだうえでの)求職者数最大化と求人数最大化によりマッチング総量の最大化を実現しているということだ。求人、採用に関する具体的な数字を示すと、前期実績で年間の応募者数は約1万人と大きな数字であるが、求人に係る広告宣伝費率は約1.4%と極めて低位に抑えられている。これは人材サービス業において特筆すべき数字だ。

 また、業界を網羅的に深耕し、取引先担当者との関係性を確立できていることから、ゲーム業界の上場企業の約6割と取引があり、その新規開拓数も5年間で2倍強となっている。そして肝心の稼働率だが、顧客のニーズに沿ったスピードと精度の高いマッチングを徹底することにより、クリエイターの年間平均稼働率は98.8%となっている。これらの徹底度の高いマネジメントの実行こそが、同社の事業戦略そのものであろう。

▼コンフィデンスの成長戦略
 今後の成長戦略については、「中期」と「長期」に分けているが、中期で現在の事業のさらなる拡大を達成した後に見据えている長期の方向性とは、「対象市場の拡大」である。
 現在、新たな流れとして、メタバースと呼ばれる仮想空間、または拡張現実が大きなテーマとなっているが、この業界は、ゲーム業界の技術と極めて親和性が高い。ゲーム業界の技術がバーチャル空間において幅広い業界で利用されていく未来において、業界企業と全方位で深く付き合っている同社のポジションは非常に今後の発展性を予感させるものがある。

 「拡張現実」。それは同社の未来そのものを示したような言葉に映る。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
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代表取締役社長 澤岻 宣之さまと