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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 12月1日の「アサザイ 今日の1社」は、WOW WORLD(2352、東証1部)を放送します。

 今回は、代表取締役社長 美濃 和男 様にお越しいただき、事業内容、導入実績、強み、成長戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、メールを利用したクラウド型販売支援ソフトの開発・販売を軸に事業を展開している企業です。
 2005年に東証マザーズに上場の翌年から、メール共有管理システムの提供を開始し、2009年にはメール配信システムのサービスをクラウド化し、その後、データベース作成システム「WEBCAS DB creator」、SMS配信システム、LINEメッセージ配信システムなどを世に送り出し、2017年に東証1部に市場昇格を果たしました。

 導入実績は今年2021年3月末の段階で、大手・中堅のBtoC企業を中心に7,000社以上となっており、EC、アパレル、化粧品、ダイレクト保険など幅広い業種で導入されております。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
WOW WORLD(2352)(東証1部)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 美濃 和男(みの かずお)様

「『一気通貫』の完成、そして今後」

▼企業と顧客のコミュニケーションの課題を解決するサービス
 
今年7月に同社は社名を「エイジア」から「WOW WORLD」に変更したが、これは、「グループとして成長していくためには、社会、顧客、仲間にWOWと言わせる品の高いサービスを提供していく必要がある」という思いを込めて行ったもの。その沿革はWeb制作会社として創業したのが1995年のことで、1999年にマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS」の本格的な研究・開発を始め、2001年からメール配信システム「WEBCAS e-mail」の発売を開始し、その後、アンケートシステム等の発売も行い、2005年に上場を果たした。現在もSMS配信システム、LINEメッセージ配信システムと言えば同社の名前が出るなどBtoC企業にとって無くてはならない企業として成長を遂げている。

 同社の提供するサービスをひとことで言えば「企業と顧客のコミュニケーションの課題を解決するサービス」。具体的にはアプリの位置データ、顧客情報、EC購買データ、Webサイトアクセスデータ、メール配信等コミュニケーション履歴データなどのさまざまなデータと同社が提供するシステム総称「WEBCAS」との間でデータ統合を行い、メール、SMS、LINEなどによる配信、アンケート&サーベイ、顧客管理といったサービスと一体化させることによって、認知・集客・購買・導入といった顧客のマーケティング、そしてリピートにつなげていくという流れを構築している。

 このように、主力プロダクトとしては、2001年以降、開発・販売を行ってきたマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS」が挙げられるが、昨年2020年に国産クラウドCMSのトップベンダーである(株)コネクティがグループインしたことにより、販売促進・マーケティング施策の見込み顧客の発掘から固定客化までを、一気通貫で支援する体制を構築した。極めて短期間で親和性の高いサービスを結びつけ、川上から川下までのサービスを確立したことをことさら今回私は強調したい。

 この「CMS」とは「コンテンツ・マネジメント・システム」のことで、システム構築の深い知識がなくてもWebサイトを構築、そして運用できるシステムサービスであるが、これを国内唯一のクラウドサービスで提供していることが同社(コネクティ)の強みである。

▼WOW WORLDのサービスの導入実績
 WOW WORLDのサービスの導入実績は、今年2021年3月末の段階で累計7,000社以上となっており、大手・中堅のBtoC企業に利用され、その顧客業種として、EC、アパレル、化粧品、ダイレクト保険などにおいて特に強みを発揮してきたが、一方でコネクティの顧客層には日本のリーディングカンパニーとも言える有名な企業、(特にBtoC企業)が名を連ねており、さらにグループとしての顧客の幅が広がったと言える。

 そして、この10月1日に、コネクティが「Connecty CDP」をリリースしたことにより、上記「一気通貫」の体制が出来上がった。
 「CDP」とは「カスタム・データ・プラットフォーム」のこと。これはCMSによって企業が保有したデータを統合し、分析してデータの見える化を図るプラットフォームだ。お分かりであろう。「一気通貫」とは「CMS(サイトの構築、運用によるデータの構築)+CDP(データの統合、分析)+WEBCAS(送付、送信)」という流れである。これにより、顧客はマーケティングにおける集客、ナーチャリング、定着化(カスタマーサクセス)のそれぞれのプロセスを同社から支援してもらえるのだ。

▼10期連続で過去最高売上を更新
 また、同社の強みの最大の部分と私が考えるのが、既に2009年からメール配信システムのサービスをクラウド化していたということ。現在、同社グループにおける、クラウドサービスの売上は売上全体の6割を占めており、ストックビジネスという長期的に安定した成長が見込めるというビジネスモデルが出来上がっている。

 業績について述べると、前期、2021年3月期まで売上高は12期連続の増収で、かつ10期連続で過去最高売上を更新している。今後、同社は財務戦略の最適化を図り、M&A資金を潤沢に準備し、「もう1つの柱づくり」に向けた積極投資を行うという。親和性の高い事業、企業の裾野は極めて広い。その動向から目が離せない1社として覚えておいて欲しい。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 それでは来週もお楽しみに!

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代表取締役社長 美濃 和男さまと