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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 9月2日の「アサザイ 今日の1社」はグッドスピード(7676・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 加藤 久統 様にお越しいただき、事業内容・店舗数・業界の動向・強み・成長戦略等について、詳しくお話を伺いました。

 同社は、愛知、岐阜、三重、静岡の東海四県および沖縄県において、SUVを中心とした中古車販売、買取、整備、鈑金、保険代理店、レンタカー事業等を展開しています。2019年4月に東証マザーズに上場いたしました。
 
 現在は、SUVだけではなく、ミニバンやメルセデスベンツ、BMWMINI等の車種を、専門特化した仕入部門によって厳選した車両の仕入を行い、透明かつ安全な高品質車両を求めやすい価格設定で提供してします。
 中古車販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供を通じて、私たちと接するすべての人に、感謝・感動・感激を感じて頂けるカーライフの伝道師として成長を続けています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
グッドスピード(7676)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 加藤 久統(かとう ひさのり)様

「ファン」

▼「SUV・4WD」ファンに愛される企業
 創業は2002年、加藤社長が1人で始められた。就職されたのが中古車販売会社で、そこでバックヤードを含めて多くの仕事に携わったこと、それぞれの仕事の大切さを感じたことが、同社がワンストップのサービスを提供できる体制となっていることの原点である。

 創業時から、「お客様を第一に考えること」、「お客様に満足していただくこと」をとても大切にすると定め、それを積み重ねることによって、昨年4月の上場に到ったが、事業内容は、愛知、岐阜、三重、静岡の東海4県および沖縄県において、お客様のカーライフをトータルでサポートできるよう、中古車販売、買取、整備、鈑金、保険代理店、レンタカー事業等を展開している。

 その特長は、創業時から、全国でも珍しかった「SUV・4WD」に販売車種を特化して営業展開をしてきたこと。当時はまだ全国的にも「SUV・4WD」を専門に扱う中古車販売店は珍しかった為、これに特化したことが「グッドスピード」のブランドを差別化し、お客様が増えるキッカケとなったという。
 そして、その後は口コミから評判が広がり、全国各地からご来店いただける「SUV・4WD」"ファン"に愛される存在となった。また、お客様が安心してカーライフを送れるよう、充実した設備の整備ピットを誇り、社内に多くの国家資格整備士が在籍していることも同じく特長の1つである。

▼安心して購入できる環境が整う中古車市場
 東海4県で行っている中古車販売の店舗は、敷地面積2,000坪以上、展示台数200台以上の大型店舗を「MEGA専門店」と呼んでいるが、この「MEGA専門店」が5店舗、国産車専門店が9店舗、輸入車専門店4店舗で展開しており、その他に自動車買取専門店が3店舗ある。また、整備・鈑金については、殆どの販売店に整備工場を併設しており、その他、鈑金を専門に行うBPセンターが4店舗、車検専門店2店舗も保有している。(認証工場16店舗、うち7店舗が指定工場)

 また、沖縄県での事業は、この4月より始めたレンタカー事業であるが、7月に大きなニュースリリースが出された。これは、東海エリア以外の地域への進出として、兵庫県神戸市の物件を取得し、来年度に販売店として進出するというものである。当然、将来、東海エリア同様に、ドミナント展開を行う可能性があると考えられる。カタリストとしては十分なものだ。

 中古車市場は、その黎明期、消費者にとって不安の大きい購入方法であったと加藤社長は言う。その後、政府・官公庁はもとより、数多くの業界団体や民間企業の弛まぬ努力と働き掛けによって、メーター改ざん車の撲滅、おとり広告などの不当広告の根絶、品質評価基準の確立、整備・鈑金技術の向上など、着実に透明性、健全性が向上し、現在は安心して購入できる環境が整っているが、現在、年間260万台超の中古車が販売されているものの、販売店も約2万7,000も存在し、多数乱戦の状態にあることから、業界最大手の販売店であっても、その販売シェアは5%程度と推 測されるという。つまり、まだまだ伸びしろは大きく、業界淘汰の流れとなれば、上場社である同社のような大手社が有利な展開が予想されるのである。

▼毎期2店舗のペースで新規出店し、シェア拡大を進める
 成長戦略は、新規出店の積極推進が第1であり、柱である。今後、上記「MEGA専門店」を毎期2店舗のペースで新規出店し、シェア拡大を加速していきたいという。また、同時に、周辺事業である車検・整備、鈑金・塗装などのアフターサービスの充実、webプロモーションの強化、人材の採用・育成などにも注力するという。

 これまでの展開について、「予定通りの展開が出来ており、成長スピード・収益性も順調」と答えられ、中期経営計画に掲げている「年2割以上の売上成長を目指し、利益率についても段階的に向上させていく」という目標をクリアしていきたいと加藤社長は語ったが、新たな取り組みとして、(これまでも要望の声が大きかった)「二輪中古車販売店」(今年5月にオープン)、今秋に予定される「BMW モトラッド」(ディーラー)のオープンを披露してくれた。

 同社の店舗は、多くの"ファン"が集う場所となっている。
 その"ファン"との接点強化を図るため、販売店舗に本格的なキッチンおよび食堂を導入し、ランチを提供したり、洗車機の導入も行っている。またMINI専門店やバイク販売店ではツーリングを定期企画し、購入後も顧客と一緒に楽しめる内容イベントを企画・運営しているという。
 「お客様を第一に考えること」、「お客様に満足していただくこと」という同社の方針の「お客様」という言葉を「ファン」に替えると、同社の変わらないDNAがより深く理解できる。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください。

 それでは来週もお楽しみに!

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代表取締役社長 加藤 久統さまと