2月15日の「アサザイ 今日の1社」は阪急リート投資法人(8977、東証)を放送しました。
今回は、阪急リート投信株式会社 代表取締役社長 白木 義章 様にお越しいただき、お話を伺いました。
~関西を地盤とする、日本で唯一のリート~
J-REITの投資物件は、東京圏を中心としたものが多く、それ以外の地域を中心に据えているのは、数あるリートの中で阪急リート投資法人と福岡リート投資法人の2社のみです。今回はその中の1社である阪急リート投資法人さんをご紹介しました。
同社は、鉄道・バスなどの都市交通事業、不動産事業とともに、宝塚歌劇や阪神タイガースといったエンタテインメント・コミュニケーション事業、トラピックス等の旅行事業、国際輸送事業、阪急阪神第一ホテルのホテル事業をコア事業とする、ご存知阪急阪神ホールディングスをスポンサーとしています。
ショッピングセンターやスーパーマーケット等の地域密着型商業施設・都市型商業施設及びホテルといった商業施設へ約7割、事務所用施設・複合施設に約3割投資を行っています。
同リートの代表物件をご覧下さい。
阪急西宮ガーデンズ
HEPファイブ
コトクロス阪急河原町
北青山3丁目ビル
汐留イーストサイドビル
今回は、商業用施設3物件、事務所用施設1物件、複合施設1物件を、ご紹介させて頂きます。
「阪急西宮ガーデンズ」は、かつての阪急ブレーブス西宮スタジアム跡地に2008年開業した西日本最大級のショッピングセンターです。2015年度の売上795億円と西日本最大の売上を誇り、2008年の開業から7年連続で売上増加しているとても元気な物件です。
「HEPファイブ」は、西日本最大のターミナル梅田エリアに立地する若年層の女性に人気のある商業施設で、入館者数は年間約1千4百万人!大阪都市圏のファッション専門店ビルとしてはトップクラスの実績を誇ります。屋上には、外国人にも人気の直径75mの赤い観覧車(ビルの高さを加えると高さ106m)があり、梅田エリア内のランドマークとなっています。
「コトクロス阪急河原町」は京都最大の繁華街、四条河原町に位置し、1~2Fにはディズニーストア及びマツモトキヨシが出店し、その他の階には、書店、飲食店やフィットネススタジオ、ネイルサロン等が入店する商業施設です。
事務所用施設と複合施設は東京の施設をご紹介しましょう。
「北青山3丁目ビル」は、吸引力の高い目的集客型ブランドが集まる立地イメージの良い青参道・青神道エリアに位置しています。平成27年10月には、環境への配慮と優れた緑化計画を行い、その緑地を維持している区民や事業者に東京都港区が表彰する「港区みどりの街づくり賞」受賞しました。
「汐留イーストサイドビル」は、東京のビジネス・商業の中心的エリアの一つである銀座・汐留地区に位置し、基準階面積が約1,218m2、延床面積が約11,950m2、地上8階建てと、築地地域に多く見られる中小規模ビルより明らかに規模の大きなオフィスビルとなっています。
~高い稼働率を支える取り組み~
同社は上場来10年以上98%を下回ったことがないという、非常に高い稼働率を誇り、昨年12月末時点では99.7%にまで達しました。
この数値を支えるものは、スーパーマーケットにおける人口動態、関西圏における人口増加エリアへの投資を重視する戦略など、地域の属性に十分に精査・吟味した上で投資する同リートの強い方針があります。
またスポンサーである阪急阪神ホールディングスとは、毎週定例的に物件情報を共有し、検討するなど強い連携を図っています。このような強い連携が高い稼働率を維持する要因なのだと感じます。
~元気な関西、元気な阪急リート~
同社が地盤とする関西圏の魅力について、今回ロングバージョンで詳しく語って頂いています。
梅田地区オフィス空室率が東京ビジネス地区と同等まで低下、スーパーマーケット売上高が好調維持、インバウンドでも訪日外国人観光客の都道府県別問率は東京都と同水準、などなど、とても元気なことがお分かり頂けます。
そして、同リートの今後の成長戦略においても、「中長期的なフェアバリュー」を重視しつつ、2020年中に資産規模を現在の1,416億円から2,000億円への到達を目指し取組を進めています。
元気な関西圏に強い阪急阪神グループのノウハウを活かした同社の今後の展開、とても楽しみですね。
~オンデマンド配信のお知らせ~
早速本日のオンデマンド配信を開始しております。改めて是非お聞きください!
■アサザイ(2017.2.15放送分) ゲスト企業:阪急リート投資法人
~ロングインタビュー~
また、今回はロングインタビューの放送も行います。関西リートならではの、関西圏の「オフィス空室率」や「インバウンドの状況」について、とても詳しく貴重なお話しを頂きました。是非お聴きください!
■ロングインタビュー
それでは来週もお楽しみに!
(ウェブサイト)
■阪急リート投資法人 ウェブサイト
代表取締役社長 白木 義章さまと
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