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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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1月10日の「アサザイ 今日の1社」は、プレミアアンチエイジング(4934・東証グロース)を放送しました。

 

今回は、代表取締役社長 松浦 清 様にお越しいただき、企業理念や事業内容、成長戦略等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

 

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取材後記

プレミアアンチエイジング(4394)(東証グロース市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 松浦 清(まつうら きよし)様

 

Uniqueな価値」

 

DUOブランドに代表される顧客の潜在的なニーズを満たす商品を提供

 DUOブランドのスキンケア商品で有名だが、2009年に設立された同業においては比較的若い会社で、202010月に上場されている。

 創業のキッカケは、「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになったものの、松浦社長自身がちょうど歳を感じ始め、アンチエイジングに興味を持ったからだという。そして、長い人生を生きていくには、年齢にとらわれずに生きること、年齢に縛られない考えをもつことがとても大事だと考えるようになり、アンチエイジングの商品やサービスを通して、全ての人が好奇心を持って、何歳になっても新たなことにチャレンジし、いきいきと生きることができる、そんな世の中になればいいとビジョンが固まり、起業に至った。

 

 創業翌年である2010年に販売したのが「デュオ ザ クレンジングバーム」。

 当初は通信販売のみでの営業であったが、この商品を販売した頃、クレンジングの市場はすでに大小さまざまなプレーヤーがひしめくレッドオーシャンであったという。

 しかし、クレンジングの商材としてはメイクがよく落ちるオイル、肌の乾燥を防ぐジェルはあるのに、「よく落ちて肌の乾燥を防ぐという二つのニーズを同時に叶える商品」がないことに気づき、その両方のニーズを叶える商品として開発し提供したのがこのクレンジングバームであり、大きな反響を呼んだ結果、実に2023年まで4年連続でクレンジング売上No.1を誇る商品にまで成長した。

 

 デュオに次ぐ第二の柱として発売したのが、大人のためのエイジングケアブランド「カナデル」で、オールインワン美容液を発売することとなった。レッドオーシャンであり、また非常に速いスピードで動き続けるマーケットの中において、埋もれてしまっている顧客の潜在的なニーズを発掘し、それを満たす商品、ブランドを垂直に立ち上げるというプロセスは、「デュオ ザ クレンジングバーム」、「カナデル」という創業間もない頃からの商品でも辿っており、このことはずっと変わらないという。

 

▼「強み」を支える「ファブレス経営」

 このプロセスは同社のDNAとしての「強み」だが、これを支えているのが「ファブレス経営」。

 同社は「商品開発」と「マーケティング」に特化し、生産はOEMによって行い、その他の物流、大部分のコールセンター業務といった機能についても、優れた技術やノウハウ、経営基盤を確立している企業を目利きによって選出し、パートナーとして組むことによって、同経営を行っている。

 

 この特化している2つの部分について詳しく述べると、同社がアンチエイジング分野で様々なブランド・ポートフォリオを構築できたのは、「商品企画(開発)」において、大企業によくある開発した製品ありきの"プロダクトアウト"という手法ではなく、デジタルマーケティングでダイレクトにお客様とつながり、密接な関係を築き、そこから導いてきたニーズを素早く商品化していく"マーケットイン"の商品開発を行ったからである。そして、これらの"まだ商品化されていないニーズ"に対し、様々なユニークな価値、問題解決を提案してきた歩みがブランド・ポートフォリオなのだ。

 

 また、マーケティングに関しては、投資リスクをコントロールしつつ、効率的にリーチできるデジタルマーケティングに絞り込み、設立当初から集中的な投資を行ってきた。「試行錯誤を繰り返した」と社長は言われたが、デジタルとマスのメディアミックス戦略により、短期間で圧倒的カテゴリーNo.1ブランドを創出するビジネスモデルを構築した結果、今では豊富なナレッジと380万人の顧客データが蓄積され、国内のDtoC企業を代表する地位を獲得することができている。

 

▼「アンチエイジング」には健康、医療、食事、ライフスタイルなど広い概念を含む

 今回、中期経営計画を策定したが、スローガン、パーパス、プロミスについても改めて定義し、スローガンを「Forever vivid 人の時間(とき)を、解き放つ。」とした。そして、提供するものとして明確にしたものは、同社の創業以来のDNAである「Uniqueな価値」。

 

 同社が考える「アンチエイジング」という言葉は、非常に広い概念を含んでいる。

 それは、美容に限らず、健康、医療、食事、ライフスタイルなどあらゆるカテゴリーにおける広い概念だ。そして、同社は、こうしたアンチエイジング分野全般の課題解決を担いたいと考えている。

 

 つまり、"美容に限らない領域"でも主役になるということ。

具体的には、2022年にヘアケア領域で白髪ケアのヘアケアブランド「クレイエンス」を立ち上げるとともに、スキンケアの領域でも男性向けに、メンズスキンケアブランド「デュオ メン」を立ち上げた。そして、さらに2023年に「インナーケア」と「リカバリー」の事業領域への進出を果たしている。

 

 この「インナーケア」とは、サプリメントやドリンクを服用することで身体の内側から健やかな状態に整え、身体が本来持っている力を引き出すもので、同社は先進の「リポソーム技術」により、高吸収・高浸透を実現し、効果実感を目指した「シントー」と、体脂肪対策に合わせて体感性と続けやすさにこだわった「X」を発売している。

 また、「リカバリー」は20231月にベネクス社をM&Aで買収し参入した事業領域であり、今後大きな成長が期待されるリカバリーウェア市場において、「ベネクス」というブランドを投入している。これは「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」をコンセプトとした、休養時専用ウェアのブランドであり、独自開発の特殊繊維と、体を締め付けないデザインにより、身に着けるだけで上質な休養をサポートするウェアとなっている。

 

 「Forever vivid」がスローガンである以上、同社も当然そうでなくてはならない。

 まだ答えがない、そして欲している人が存在するニーズに、常に、「商品開発」と「マーケティング」で垂直的に社会に答えを提供するプレミアアンチエイジング。同社が提供していく今後の商品に必ずや内包されているであろう「Uniqueな価値」を見続けていきたい。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

 

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

また、今回は動画版も公開します。

ラジオ放送に入りきらなかった内容も、スライドを使ってわかりやすく説明していますので、ぜひこちらもご覧ください!

 

(関連ウェブ)

■動画版 https://youtu.be/k8uc-D5iZGM?si=wpxiN1V4FfF7wrEN

■プレミアアンチエイジング IRサイト https://www.p-antiaging.co.jp/ja/ir.html

 

代表取締役社長 松浦 清 様と

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