お知らせ:

朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

番組へのお便りはこちら

12月21日の「アサザイ 今日の1社」は、サインド(4256・東証グロース)を放送しました。

 

今回は、代表取締役社長 奥脇 隆司 様にお越しいただき、事業内容や強み、成長戦略等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

 

----------------------------------------------------------

サインド(4256)(東証グロース市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 奥脇 隆司(おくわき りゅうじ)様

 

「顧客と時間の価値を最大化すること」

 

▼「ビューティーメリット」の提供で、店舗と顧客のつながりをサポートする

設立されたのが2011年で、設立から10年後の昨年1222日に上場され、ちょうど1年を迎えられた。

「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、インターネットとテクノロジーを駆使して、経済活動における「売り手」と「買い手」、そしてその関係をつなぐ「取引」において、一人ひとりに最適な顧客体験を構築する仕組みを提供し、事業者の経済成長を支えることを通じて企業価値の最大化を目指すと掲げられているが、具体的な現在の事業領域は理美容業界で、ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションなどの理美容店舗に対して、店舗と顧客のつながりをサポートする、クラウド型の予約管理システム「ビューティーメリット」を提供している。

 

 この「ビューティーメリット」は、当然インターネット経由であり、スマートフォン、タブレットなどにより、どこからでもアクセス可能であるとともに、ユーザー・インターフェースにおいては、誰でも使えることを意識して構築されていることから、ITリテラシーの高低に関係なく、使い勝手の良さを感じて頂けるサービスとなっている。

 

▼理美容業界でも著名な店舗を抱えているという顧客基盤とプロダクトとしての高い評価

 この使い勝手の良さ、機能の充実度から、理美容業界でも著名な店舗を表彰するカミカリスマに掲載される店舗の45%以上に利用されるなど、業界の著名な店舗を抱えているという顧客基盤が「強みの1番目」と社長は語られた。

 この顧客基盤とサービスに対する評価の高さから、契約店舗数は着実に増加しており、これまでも年平均で20%の店舗数の増加を記録してきた結果、今期第2四半期時点(20229月末)での契約店舗数は、前期末の5,857店舗から6,411店舗へと10%程度増加している。半年で10%増ということは、それまでの成長状況が、今期も継続しているということだ。

 

 クラウド型サービスである「ビューティーメリット」はサブスクリプションモデルであるため、この店舗数の増加は、そのまま同社の収益の増加を意味している。また、顧客店舗数の増加と同じく、解約店舗の少ない状況が続いていることも強みであり、毎四半期の解約率は1%未満の状態が続いている。

 

このような、「強い数字」は、やはり、「プロダクトとしての高い評価」があるからこそ獲得しているものであろう。同社が提供しているサービスは、2013年のWeb予約機能に始まり、その後、毎年、継続的に顧客のニーズに沿った機能をリリースし続けることによって顧客接点のデジタル化を支援してきたものであり、顧客・店舗・パートナーの課題を解決してきたのだ。このことが、大きな差別化に結びついている。

 

さらに詳しく述べると、この「ビューティーメリット」は、理美容店舗の集客、予約、施術、POSシステムとの連動である会計、アフターフォローに至るまで、店舗と顧客のつながりに対して、最適な顧客体験の構築、働き方改革を支援するサービスとなっており、実際に導入した店舗の数字を見てみると、来店客数については、リピーター顧客、新規顧客ともに大きく改善しているとともに、予約・シフトに係る管理作業時間が大きく削減できている。これこそが、CXDXの双方で大きな効果を発揮している証左である。

 

▼さらなる成長が期待される理美容業界

理美容サービスにおけるネット予約市場は、2015年に2,420億円であったものが、5年後の2020年に6,229億円へと約2.6倍に拡大しているが、2020年はコロナ禍で、前年からほぼ数字が変わっていないということは、この2.6倍という数字は4年間の増率と考えることができ、今後もさらなる成長が期待される。業界の勤務実態の過酷さが一時話題となった理美容業界であるが、同社が提供しているようなサービスによって、大きく改善され、そして顧客の利便性、満足度も高まっている。

「顧客と時間の価値を最大化(すること)」。「ビューティーメリット」のプロダクトポリシーの意味はここにある。

----------------------------------------------------------

 

取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■サインド IRサイト https://cynd.co.jp/ir/

 

代表取締役社長 奥脇 隆司 様と

1214_サインド.jpg